“先生”体験から考える
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新聞づくりのノウハウもレクチャー 「号外」発行も
授業で配布した出前新聞作成見本
出前授業では、学校から「新聞づくりのノウハウを教えてほしい」という依頼も少なくない。テーマはいろいろ。校外学習新聞、修学旅行新聞、夏休み新聞、身近な職業人調べ新聞……。子どもたちには、取材でのインタビューの仕方や写真の撮り方のコツなどを伝え、記事の書き方のポイントなどを話している。新聞のレイアウトの方法や、ひと目で記事の内容がわかるような見出しの付け方もアドバイスをしている。
小、中学校の出前授業では「現地号外」も発行している。講義を行う記者とは別の記者が、教室の後ろでパソコンで授業の様子を記事にして、写真を付けた「号外」新聞を、授業が終わるときに子どもたち全員に配るというものだ。
「えっ、もう新聞ができたの」「手品みたい。インターネットの情報よりも断然早いよ」。教室には、驚いた子どもたちの歓声が上がる。
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