NIE全国大会
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日本新聞協会はNIE全国大会を毎年開催しています。同大会は、NIE実践者およびNIEに関心をお持ちの先生方と新聞社のNIE担当者を対象に、先生同士の経験交流、先生方と新聞関係者との情報交換の場を提供することを目的に実施しています。
【第25回(東京2020年)】
今年のNIE全国大会は、第1回(1996年開催)以来となる東京で開催します。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、標記全国大会を来場型イベントとしては実施せず、全プログラムをインターネット配信します。
大会専用サイトを設け、11月22日(日)13時30分から開会式、記念講演、日本NIE学会との共同シンポジウムの模様をライブ配信するとともに、NIE実践発表等は事前収録した動画をオンデマンド配信します。詳細は以下をご参照ください。
日程 | 11月22日(日)13時30分~ライブ配信し、21年2月28日(日)までオンデマンド視聴可能 ※視聴のための専用ソフトのインストールは不要です |
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参加費 | ◇教育関係者(元教員・一般含む)=無料 |
主催 | 日本新聞協会 |
主管 | 東京都NIE推進協議会 |
大会スローガン | ともに生きる 新聞でつながる |
後援 | 文部科学省、東京都教育委員会、世田谷区教育委員会、豊島区教育委員会、全国学校図書館協議会、文字・活字文化推進機構、全国新聞教育研究協議会、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、東京都公立小学校長会、東京都中学校長会、東京都公立高等学校長協会、東京私立初等学校協会、東京私立中学高等学校協会、東京都小学校PTA協議会、東京都公立中学校PTA協議会、東京都公立高等学校PTA連合会、東京都小学校新聞教育・NIE研究会、東京都中学校新聞教育研究会、東京都高等学校新聞教材開発研究会 |
特別協力 | 日本大学文理学部、十文字中学・高等学校、日本NIE学会 |
協力 | 朝日新聞東京本社、毎日新聞東京本社、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、東京新聞、産経新聞東京本社、共同通信社、時事通信社 |
11月22日の配信スケジュール
13:00~13:30 | 受付開始(利用者のログイン開始) |
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13:30~13:50 | 開会式 あいさつ: 日本新聞協会 山口寿一会長 文部科学省 東京都教育委員会 藤田裕司教育長 東京都NIE推進協議会 竹泉稔会長 |
14:00~14:50 | 記念講演「社会の声をつむぐ小説 伝える新聞」 |
15:00~16:20 | 日本NIE学会との共同シンポジウム |
11月22日(日)16時20分~、以下のNIE実践発表等の動画をオンデマンド配信します。
分科会 | テーマ | 担当校(発表者) | |
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小学校 | 1 | 学校全体で取り組むNIE~新聞をフル活用 【学校全体】「自分の力で考え、豊かに表現する」児童の育成を目指し、朝のNIEタイム、日常の授業から委員会活動まで、教員一丸となり、学校組織として新聞の活用に取り組む。その過程では、教員の研修会を実施し、教員自身も新聞に親しみNIEへの理解を深めた。学校を挙げてのNIEの取り組みと成果を報告する。 |
国分寺市立第五小学校 |
2 | 持続可能な言語能力の育成~読み書き能力を伸ばす実践 【小学校第4学年・国語】子どもたちが将来を生き抜くためには、語彙を増やし、知識と関連付けて思考を整理し、表現する力が重要と考え、書く活動を学級経営の柱に据えて体系的に実践してきた。本物の新聞の見出しを参考にしたはがき新聞や壁新聞など、豊富な事例を交えて報告する。 |
江戸川区立南篠崎小学校 |
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3 | 課題発見解決能力の育成~新聞で社会とつながる 【小学校第4学年・総合】児童が生きる実社会から自ら課題を発見し、探究する意欲につなげたいと考え、新聞記事を活用した。防災やSDGsをテーマとした学習の導入段階で新聞記事を取り入れることを通じて、児童の意識の変化を探った。 |
文京区立関口台町小学校 |
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中学校 | 4 | 新聞を活用して意見形成を図る実践 【中学校第2学年・世田谷区独自の教科「日本語」】新型コロナウイルス感染症に関する記事を活用し、生活への影響や今後の自身のあり方を考えさせた。身近に感染者が出た場合を想定した演劇形式の授業を通して、情報の取り扱い方などメディアリテラシーの要素も織り込み、自分たちがどう行動すべきかを考える機会とした。 |
世田谷区立船橋希望中学校 |
5 | 新聞を通して社会を見つめる~投書で「特別の教科 道徳」 【中学校第1学年・道徳】複数校で同じテーマの実践を行い、内容を深める試みの一環。新聞の投書欄を活用し、ICTや思考ツールも使い、社会的な課題について考え、他者の意見に接し、あるいは話し合うことで意見がどう変容したかを自己分析させるなどした喜多見中学校の実践を中心に報告する。 |
世田谷区立喜多見中学校 |
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6 | 言葉を見つめる~新聞の写真を題材に俳句を創作する 【中学校第3学年・国語】俳句の創作活動において、より幅広い題材を得るため、そして感動の焦点を絞る感覚を養うために新聞写真を活用した。季節や行事などを伝える1枚の写真から俳句を詠む実践に活発に取り組む生徒たち。その様子も交えて報告する。 |
町田市立真光寺中学校 |
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高校 |
7 | 実社会と国語を結び付けるための授業~NIEの実践を通して 【高等学校第2、3学年・現代文B】新学習指導要領を見据えて、メディアの使い分けと基礎的な新聞の読み方を身につける、地域社会を担う人材として考えを深め、伝える力を身につけるなど、4つのねらいを設定し、2年間継続して行った実践の成果と課題について報告する。 |
東京都立第三商業高等学校 |
8 | 新聞で世界とつながり、共に考えるNIE~多国籍生徒たちの挑戦 【高等学校第2学年・現代文B、日本語ほか】卒業後に世界で活躍が期待される生徒たち。新聞を通して世界の動向や社会の課題について知識を深めることから始める。年間を通じて教科教育、日本語教育、SDGs、キャリア教育などの教育活動と新聞を結び付けた実践を行った。 |
東京都立新宿高等学校 |
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9 | 18歳成人とNIE~大人になることについて考えよう 【高等学校第3学年・倫理(選択科目)】2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられる。「高校生は大人か?」という大きな問いの解決に挑む。「こども」と「大人」の間の青年期を生きる高校生に、新聞を通して「大人とは何か」を考えさせた。 |
東京都立荻窪高等学校 |
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特別分科会 | 10 | 行政を挙げたNIE活動紹介 独自教科「日本語」でNIE実践 世田谷区教育委員会 「新聞大好きプロジェクト」を展開 北区教育委員会 行政を挙げてNIEを推進する東京都世田谷区、北区の取り組みを紹介する。世田谷区は独自の教科「日本語」での新聞活用や、区立中学校3年生全クラスを対象にした新聞配布事業などを報告する。北区では、「北区教育ビジョン」に基づき「新聞大好きプロジェクト」を推進、「比べて読もう新聞コンクール」の実施や新聞販売組合や新聞社との連携などの施策について説明する。 |
世田谷区、北区 |
NIE はじめの一歩 | いつでも誰でも簡単に始めることができるNIE(新聞活用)。その魅力や意義、また学校だけでなく家庭でも取り組めることを解説する。 | 関口修司・NIEコーディネーター |
「デジタル時代の新しいメディア・リテラシー」をテーマに11月22日午前、ネット配信で開催します。詳細は同学会のサイトをご覧ください。
過去の全国大会
第24回(宇都宮市2019年)
大会スローガン | 深い対話を育むNIE |
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基調講演 | NIEの先達 大村はま―三つの実践例をたどりながら― 苅谷夏子氏(大村はま記念国語教育の会事務局長、作家) |
基調提案 | 松本敏氏(宇都宮大会実行委員長、栃木県NIE推進協議会会長、宇都宮大学大学院教授) |
パネルディスカッションのテーマ | 新聞で育む深い対話 |
参加人数 | 1,100人 |
第23回(盛岡市2018年)
大会スローガン | 新聞と歩む 復興、未来へ |
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記念講演 | 「新聞力と復興」 齋藤孝氏(明治大学教授) |
基調提案 | 望月善次氏(盛岡大会実行委員長、岩手県NIE協議会会長、岩手大学名誉教授) |
座談会のテーマ | 新聞と歩む 復興、未来へ |
参加人数 | 1,600人 |
第22回(名古屋市2017年)
大会スローガン | 新聞を開く 世界をひらく |
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記念講演 | 「世界を照らすLED~未来を照らすことの大切さ~」 天野浩氏(名古屋大学教授、ノーベル物理学賞受賞者) |
座談会のテーマ | 頭の知識 体の知識 |
参加人数 | 2,430人 |
第21回(大分市2016年)
大会スローガン | 新聞でわくわく 社会と向き合うNIE |
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記念講演 | 「言葉に触れる、言葉で触れる」 小野正嗣氏(芥川賞作家、立教大学文学部教授) |
基調提案 | 堀泰樹氏(大分県NIE推進協議会会長、大分大学教育学部教授) |
パネルディスカッションのテーマ | 「楽しくなければNIEじゃない! ~私たちはなぜ新聞活用に取り組むのか その意義と実践のこつ~」 |
参加人数 | 1,423人 |
第20回(秋田市2015年)
大会スローガン | 「問い」を育てるNIE~思考を深め、発信する子どもたち~ |
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記念講演 | 「『今を生きる力』を育てる新聞~40年間にわたる新聞活用実践を通して~」 尾木 直樹氏(教育評論家・法政大学教授) |
基調提案 | 「新聞と教育の緊密なかかわりは必然―21世紀型学力と民主主義」 阿部 昇氏(秋田県NIE推進協議会会長、秋田大学教育文化学部教授) |
パネルディスカッションのテーマ | NIEで豊かな「問い」をどのように育てるか |
参加人数 | 1,000人 |
第19回(徳島市2014年)
大会スローガン | よき紙民になる―子どもに意欲を持たせるNIE活動 |
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記念講演 | 「『賢い市民』と教育」苅谷 剛彦氏(英・オックスフォード大学 教授) |
基調提案 | 「親しむ」ことから「学び」を広げる 原 卓志氏(徳島県NIE推進協議会会長、鳴門教育大学教授) |
シンポジウムのテーマ | 子どもに意欲を持たせるNIEの在り方 |
参加人数 | 960人 |
第18回(静岡市2013年)
大会スローガン | 「学び」発見―ふじのくにから「やさしいNIE」 |
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記念講演 | 「子どもたちへのおくりもの―豊かな心を育むために―」 山口 建氏(静岡県立静岡がんセンター総長) |
基調提案 | 「発祥の地 静岡から、新たなステージに向かって」 角替 弘志氏(大会実行委員長、静岡県NIE推進協議会会長、静岡大学名誉教授) |
パネルディスカッションのテーマ | 「NIEのすそ野を広げるために」 |
参加人数 | 1,375人 |
第17回(福井市2012年)
大会スローガン | 「考える人」になる いかそう新聞 伸ばそう生きる力 |
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記念講演 | 記念講演 「教育と福祉は出会えるか?―厳しい時代の中で、子どもの『生きる力』とは?」 湯浅 誠氏(反貧困ネットワーク事務局長) |
基調提案 | 「子どもの歩みを踏まえ、学びをステップアップさせるNIE」 寺尾 健夫氏(福井大会実行委員長、福井県NIE推進協議会会長) |
パネルディスカッションのテーマ | 「新しい時代に入ったNIE。何をどう、動くべきか」 |
参加人数 | 1,780人 |
第16回(青森市2011年)
大会スローガン | 読み解く力 新聞で ―学校・家庭・地域からNIE(エヌアイイー) |
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記念講演 | 「『ことばの力』を身に付ける―急速に変化する世界だからこそ、立ち止まって考えよう」北川 達夫氏(日本教育大学院大学客員教授) |
パネルディスカッションのテーマ | 読み解く力 新聞で ―新学習指導要領とNIE |
参加人数 | 850人 |
第15回(熊本市2010年)
大会スローガン | 学校から社会へ~学びを深め、暮らしに生きるNIE |
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記念講演 | 「笑いのある人生」 桂 歌丸氏(落語芸術協会会長) |
パネルディスカッション(分科会プログラム)のテーマ | 小、中、校、各校種:新聞で伸ばす学ぶ力、生きる力~新学習指導要領とNIE 特別講座:学校図書館の課題と展望~新聞活用に向けて 高校・大学合同:新聞でつなぐ高校と大学の学び~高大接続の視点から 大学・社会人合同:社会人基礎力アップのための新聞活用~大学から社会へ |
参加人数 | 1,740人 |
第14回(長野市2009年)
大会スローガン | わかる ひろがる つながるNIE |
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記念講演 | 「命は人と人のつながりで守られる」鎌田 實氏(諏訪中央病院名誉院長、医師、作家) |
パネルディスカッションのテーマ | NIE、身近に引きよせるために |
参加人数 | 1,030人 |
第13回(高知市2008年)
大会スローガン | こどもが拓くNIE 地域に根ざす学び求めて |
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記念講演 | 「生きる力を新聞で」山本 一力氏(作家) |
パネルディスカッションのテーマ | 新聞活用を通して育てる社会力──新しい教育課程とNIE |
参加人数 | 810人 |
第12回(岡山市2007年)
大会スローガン | 学びあい 世界を広げるNIE(教育に新聞を) |
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記念講演 | 「言葉の力」重松 清氏(作家) |
パネルディスカッションのテーマ | NIEの魅力再発見 新聞を通して見えてきたもの |
参加人数 | 850人 |
第11回(水戸市2006年)
大会スローガン | 学校から家庭・地域へ広めようNIE |
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記念講演 | 「活字の楽しみ」出久根 達郎氏(作家) |
パネルディスカッションのテーマ | 明日のNIEを考えよう~地域NIE・家庭NIEの展望 |
参加人数 | 860人 |
第10回(鹿児島市2005年)
大会スローガン | 広げよう 深めようNIE~豊かな学びを求めて~ |
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記念講演 | 「薩摩藩の情報収集と倒幕、維新」原口 泉氏(鹿児島大学生涯学習教育研究センター長、法文学部教授) |
パネルディスカッションのテーマ | 熱討・NIE「これまでの10年、これからの10年」 |
参加人数 | 804人 |
第9回(新潟市2004年)
大会スローガン | 活字文化を大切に 発展させようNIE |
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記念講演 | 「考える力 新聞が育む~小説『山本五十六』を執筆して~」工藤 美代子氏(作家) |
パネルディスカッションのテーマ | 子供が高まるNIE―地域や学校の連携を視野に― |
参加人数 | 1,095人 |
第8回(松江市2003年)
大会スローガン | 明日に生きる力はぐくむNIE~学校・家庭・地域とともに~ |
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記念講演 | 「古代出雲の実像に迫る~新聞情報から読み解く」藤岡 大拙氏(島根女子短期大学学長) |
パネルディスカッションのテーマ | NIE・こどもから大人まで~島根からの提案 |
参加人数 | 603人 |
第7回(札幌市2002年)
大会スローガン | 踏み出そう新世紀NIE~北の大地からの発信~ |
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記念講演 | 「新聞から見えるもの」山口 昌男氏(札幌大学学長、文化人類学者) |
パネルディスカッションのテーマ | 多メディア環境の中でのNIE |
参加人数 | 512人 |
第6回(神戸市2001年)
大会スローガン | 21世紀をひらくNIE |
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記念講演 | 「いくつかの言葉」阿久 悠氏(作詞家、作家) |
パネルディスカッションのテーマ | 高度情報化社会とNIE |
参加人数 | 542人 |
第5回(横浜市2000年)
記念講演 | 「仕事を通して見た現代」山田 太一氏(脚本家) |
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パネルディスカッションのテーマ | NIE活動はどう学校を変えていくか |
参加人数 | 523人 |
第4回(大阪市1999年)
記念講演 | 「教育と編集感覚」森 毅氏(京都大学名誉教授、評論家) |
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パネルディスカッションのテーマ | 期待膨らむNIE──総合的な学習で「生きる力」を |
参加人数 | 552人 |
第3回(仙台市1998年)
記念講演 | 「教育改革とNIE」河野重男氏(東京家政学院大学長) |
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パネルディスカッションのテーマ | NIEはいま―2002年の新教育課程に向けて |
参加人数 | 380人 |
第2回(広島市1997年)
記念講演 | 「新聞の読み方、読ませ方」古川 薫氏(作家) |
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パネルディスカッションのテーマ | 「生きる力」をはぐくむNIE |
参加人数 | 365人 |
第1回(東京都1996年)
記念講演 | 「文字文化を受け継ぐことの意義」井上 ひさし氏(作家) |
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パネルディスカッションのテーマ | 報道・取材と教育の現場-NIE運動の可能性を求めて- |
参加人数 | 256人 |