“先生”体験から考える
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教室にない臨場感が人気
小学生を対象とした授業は「新聞ができるまで」「新聞作り」のテーマで行うことがほとんどだ。神戸新聞社では2011年春、本社に報道展示室「ニュースポート」がオープンした。紙面や写真、解説パネルの展示などによって、1995年1月17日の阪神・淡路大震災を原点とする災害、防災報道の歩みなどを紹介する一方、「新聞を学ぶ 新聞で学ぶ」を合言葉としたNIE推進の活動拠点としても活用している。
情報と暮らしについて社会科で学ぶ兵庫県内の小学5年生を中心に、他府県からの訪問もあり、昨年度は印刷センター見学と合わせ、7千人を超える小中高生らが訪れた。今年度も10月から翌年3月上旬まで午前・午後と、児童や生徒らの受け入れの予約でほぼいっぱい。新聞や防災に関する講義に加え、編集局などの見学も含めると約2時間のコース。新聞社に直結した校外学習の場として、学校の教室にない臨場感が、子どもたちだけでなく引率の教師らからも人気を集めている。報道展示室での“授業”は出前授業と共に、NIE推進に向けた両輪の取り組みとなっている。
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