関東甲信越静ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告

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 関東甲信越静ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議が6月4日、東京・内幸町の新聞協会大会議室で開催されました。

  新聞協会の尾髙泉・新聞教育文化部長のあいさつの後、2016年度より吉成勝好・新聞協会NIEコーディネーターの後任として着任された、関口修司コーディネーターから「NIEの教育効果を考える」と題して基調提言がありました。

 関口コーディネーターからは、教育効果の高いNIEを、効果測定がしやすい見える学力として可視化していくことが大切であるという提言をいただきました。 

 活性化策を議論

 次に、参加者が五つのグループに分かれて「NIEの活性化に向けた取り組み」についてディスカッションしました。それぞれのアドバイザーの実践報告や各都県の研究会の実践例などをもとに、熱い話し合いがなされました。

 意見交換では、各地のNIE推進協議会が主催する研究発表会で、生徒や教師から実践を通じて「新聞を使うとおもしろい」「NIEをやってよかった」と感想が寄せられた、との報告が相次いでありました。また、県レベルの研究会は活動しているが、実践指定が終了した学校でその後実践が続いていかない悩みについても触れられました。NIEの普及に向けては、NIEアドバイザーを増やしていけばよいのではという提案がありました。

 NIEの実践環境で地域により差がみられる例として、すべての学校の図書館に新聞が届く地財措置が講じられているにもかかわらず実際に予算は新聞配備に使われていない地域があることや、東京や埼玉ではほぼ毎月研修会が開かれていることが挙げられました。NIEを継続していくため、環境整備に向けより一層、行政や管理職への働きかけが必要であることも提案されました。

 組織化へ働きかけを

 最後に関口コーディネーターから、図書館でのNIEの活用が注目されていることや、NIEの成果を効果検証するため組織化して働き掛けを広げていく必要があるとの指摘がありました。加えて、生徒の社会参画意識を高めるためにNIEを活用すること、日常的に実践し、教材化していくことが大切であるとまとめていただきました。

  各県からの報告やNIEアドバイザーの地道な実践を聞き、より一層、NIEの成果を教育活動に生かしていかなくてはいけないと強く感じた研修会でした。

川合紀子(糸魚川市立糸魚川東小学校教諭/NIEアドバイザー)(6月29日)