第14回「ちーばNIEクラブ」を開催

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 小・中・高校・特別支援・教育行政の教諭らによる「ちーばNIEクラブ研修会」が、3月7日、千葉市中央区内の千葉県教育会館で開かれた。「ちーばNIEクラブ」は、今回で14回目となる。研修会は、神尾啓子(千葉県柏市立富勢小学校)と石毛一郎(千葉県立佐原高等学校)の両新聞協会NIEアドバイザーの司会・進行、参加者約25人で行われた。

 はじめに、千葉日報社代表取締役社長萩原博氏からあいさつがあり、その後3人の講師によるこれからの新聞教育やはがき新聞を使った授業づくりの講演、ワークショップが実施された。

 1人目の講師、公益財団法人理想教育財団の斎藤靖美氏は、財団がはがき新聞づくりの支援授業をはじめた経緯、無料教材の紹介があり、会場で「すぐにできる はがき新聞を使った授業づくり――その教育効果と授業実践例」「はがき新聞 授業実践例集」「はがき新聞原稿用紙」などが配布された。

 2人目の講師、新聞教育推進協議会副会長の野田広明氏は、子どもたちが学ぶべきこと、教育環境の移り変わりと学習指導要領、新聞の活用、メディアリテラシー、学校教育と新聞づくり、役割、海外のNIEと教育制度、これからの新聞教育NIEについて講演した。

 3人目の講師、神尾啓子アドバイザーは、「はがき新聞づくりは、コンパクトでスピーディーに、子どもたちが楽しみながら書く、生活の中に生きて働く指導方法である」と、はがき新聞の実践例を紹介。その後、野田広明氏とともに「楽しみながら作るはがき新聞」についてのワークショップを実施した。

 ワークショップでは、神尾啓子アドバイザーのレジュメ、はがき新聞をつくる九つの注意点「①まず書く記事を決めよう②枠をつくろう③割り付け④タイトル(新聞の名前)を書こう⑤見出しを書く⑥カット(絵)の場所を決める⑦記事を書こう⑧色づけの工夫をしよう⑨仕上げ」をもとに、理想教育財団から配布された「はがき新聞原稿用紙」を使い、参加者全員がはがき新聞を作成した。また、ワークショップ中、神尾啓子アドバイザー、野田広明氏は、各机を巡回しながら、先生方へはがき新聞作成のアドバイスをし、質問に積極的に答えていた。

 児童・生徒に指導しやすく,情報を分かりやすく短い時間で正確に伝えるための指導方法(ワークショップ)を学んだ。はがき新聞活用授業も、小中高特別支援など、どの学校でも実践しやすく参考になるとの声が参加から聞かれた。はがき新聞は、絵を描く、色を入れるのが楽しい。字数が少ない分、自分の書きたいことを整理し、まとめるのが難しい。だからこそ、児童生徒の思考力、表現力、判断力の育成の教材として、小中高特別支援などどの学校でも実践しやすく参考になる。

 次回、第15回「ちーばNIEクラブ」は平成27年度夏季休業中の開催を予定している。

内山浩史(千葉県立佐倉高等学校教諭/NIEアドバイザー)(3月10日)