信州大学が教員免許状更新講習「NIE入門」を開催

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講師を務める信濃毎日の記者

スクラップに取り組む講習参加者

スクラップを4人グループで発表

 信州大学は8月5日、長野市南県町の信濃毎日新聞長野本社で、教員免許状更新講習 「たかが新聞されど新聞~NIE入門」を開いた。

 同大学全学教育機構の小山茂喜教授が担当し、信濃毎日新聞社読者センターのスタッフも講師を務めた。
 NIEの3分野である「新聞を学ぶ」「新聞を作る」「新聞で学ぶ」を理解してもらうために、社内見学やワークショップなどを行った。講習には、長野県内の小中高校の教員ら95人が参加した。定員は当初50人だったが、200人近い教員が受講を希望したため、定員を増やして開催した。


 講習ではまず、「新聞を学ぶ」を知ってもらうとともに、新聞作りの取材を兼ねて、参加者は信濃毎日新聞社内の編集局や資料展示コーナーなどを見学し、同社の報道部記者や整理部デスクから話を聞いた。報道部記者は自らが書いた記事のコピーを示しながら、「地域のニュースを掘り下げて取材している」様子を紹介。整理部デスクは、「取材記者の思いを反映する見出しを作るように目指している」などと述べた。

 続いて、小山教授がNIEについて解説し、新聞の特徴や情報を活用するときのポイントを話した。
 ワークショップでは、社内見学や記者の話を基に参加者が一人ずつ新聞を作った。記事に載せることをメモにまとめておいてから、5W1H(誰、いつ、どこ、何、なぜ、どのように)の各項目を順番に書いてリードを完成。メモを参考に記事を仕上げた。


 最後は「新聞で学ぶ」のワークショップ。信濃毎日新聞から気になった記事をスクラップしたり、新聞記事を使ったワークシート「学習シート」を作ったりした。スクラップでは、テーマを決めて、この日までの4日間の信濃毎日新聞の中から関連する記事を3点収集。A3サイズの用紙に貼り、感想を書き添えた。学習シートは、参加者が普段教えている児童生徒に出題することを想定し、国語や社会、道徳などの問題を作った。
 

 参加した教員からは「新聞記者が使命感を持って取材したり、記事を書いたりしていることが分かった」「充実した講習内容で、ワークショップを参考に2学期からNIEを実践したい」といった感想が寄せられた。

 

信濃毎日新聞社読者センター長 畑 光一(8月8日)