社会科見学の事前学習にNIE!

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 さいたま市には現在話題の「鉄道博物館」があります。市内の小学校では中学年を中心に、鉄道博物館の見学を行います。本校でも4学年が見学を行います。
 鉄道博物館には実物の車両の展示のほか、電車のしくみを学べるゾーンや、運転手の体験ができるゾーンなどがあります。大変楽しめる施設なのですが、児童には社会科の学習としての目的もきちんと伝えてから見学をしたいと考えました。
 そこで、鉄道博物館が取り上げられている記事(オープン当初のもの、平成2012年に来館者50万人を突破したときのものなど)を示し、鉄道博物館の魅力について児童と考えました。
鉄道博物館の魅力は
①実際の車両に乗ることができる
②車両の中に当時の様子が再現されている
ということが新聞から分かりました。
 そのうえで、実際に車両に乗ったら確かめてみたいことを考える活動を行いました。
「昔の電車と今の電車のつり革の違いを見たい」
「昔の電車のドアと今のドアは違うのかなあ?」
など、いろんな考えが出されました。そのような疑問をもちながら見学をしてきたいと思います。

現在勤務校で担任するクラスで実践するほか、この4月から幼稚園の年中になる息子と親子で「辞書引き学習」を行っています。「辞書引き学習」は深谷圭助中部大学現代教育学部准教授(前立命館小学校長)が提唱する学習法で、辞書から知っている言葉をさがし、その言葉を付箋に書き込み挟みこんでいく学習法です。この学習で、自分で学ぶ基礎ができ、言葉の力も向上することが報告されています。
 息子との辞書引きでは、まだ字が書けないため、息子が見つけて読んだ言葉を親の私が付箋に書いてあげるようにしています。食後の時間を中心に毎日コツコツと取り組んできました。1月から3月までのおよそ3か月間で付箋が2000枚に達しました。息子も大変自信をもてたようです。
 息子との辞書引きを行っていて気がついたことや成果として感じたことがいくつかあります。
・ひらがなだけではなく、まだあまり読めないにしてもカタカナに興味を示すようになってきた。
・人や物の名前に興味をもつようになってきた。
・辞書に収録されているイラストと言葉を結び付けられるようになってきた。
・日々の生活の中で経験したことを示す言葉を辞書の中から見つけようとするようになってきた。
・最初は2~4文字の言葉ばかり見つけていたが、多い文字の言葉を見つけるようになった。
(例えば、さいごうたかもり、じゃくにくきょうしょく、たいらのきよもり)
・抽象的な言葉にも興味をもってきた。(「ひかく」など)
そして、言葉とは関係ありませんが、付箋の貼り方も上手になってきました。

NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(4月18日)