九州ブロック事務局長会議ならびにアドバイザー会議開催

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6月5日、九州地区の事務局長会議ならびにアドバイザー会議(写真、熊本日日新聞社提供)が熊本公徳会カルチャーセンター・熊日生涯学習プラザで開かれました。九州の事務局長会議の歴史は古く、過去にさかのぼれば第1回が福岡、次いで沖縄、福岡、熊本と開かれ、今回の熊本で5回目となります。今回は初めて九州の全県が集合。各県の現況と課題を中心に、6月4日に発足した大分県推進協も参加して終始熱心に議論が進みました。

九州は離島も多く、新聞の配布や実践指定校の選定など、苦労が多いということが分かり、お互いの工夫に学ぶところが多くありました。沖縄県では沖縄タイムス社と琉球新報社がそれぞれ経費を出しあって「県指定校」制度を今春設けたということでした。その他、図書館に配布する新聞が予算不足で削られるという事例が2、3の県から報告され、その対応をどうするかなど、課題が明らかとなりました。各県推進協の事務局長さんはそれぞれ熱心で、今後の九州のNIEがますます発展するだろうという期待を抱かせる会議となりました。

続いて九州ブロックNIEアドバイザー会議が開かれ、6県12名のアドバイザーが参加しました。九州は昨年に第1回の会議があって、今回で2度目ということもあり、アドバイザーが司会や提案を行いました。司会は佐賀の光武正夫教諭で、さすがに現職の先生だけあってテキパキと会を進行させ、参加者の発言も巧みに引き出していました。基調提案は熊本の書川欣也教頭。「NIEの課題と展望」と題して、次の3点について提案がありました。課題1.NIEの目的とは何か。課題2.NIEの内容の共有化。課題3.NIEアドバイザーの役割とは何か。

まずNIEの目的については、「広義の目的は民主主義に資することだ」「新聞を使うことだ」「情報リテラシーを育成することだ」などの意見が出ました。参加していた事務局長さんからの発言もあってなかなか活発な議題となりました。私からは1991年サンディエゴ大のデローチ教授が「民主主義に資すること」と論じているということを紹介しました。

次いでNIEの内容についてですが、書川提案では「新聞を知る、新聞を使う、新聞を作る」ということでしたが、参加者からは反論はなく、ただNIE学会などで、もっと理論的に体系化されることが望ましいとか、内容論か方法論か、などという意見が出ました。また、NIEアドバイザーの役割についてもいろんな意見が出ましたが、私から「アドバイザー通信第12号」で「目的と期待する活動」というのを赤池NIEコーディネーターがまとめているので、それをもう一度参考にしてほしいと話しました。アドバイザーもどんどん新しい人が加わっているので、もう一度配布する必要があると考えています。熊本県のアドバイザーから天草地区や人吉地区の地区別研究会の報告があって、注目を集めました。

今年は全国各ブロックでアドバイザー会議を行いますので、アドバイザーの先生はできるだけ参加していただくよう希望します。

財団NIEコーディネーター 枝元 一三(6月12日)