実践指定校実践例 2014年度
生徒にとって新聞を身近なものにするためのNIE実践
栗東市立葉山中学校(りっとうしりつはやまちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 公民 、保健体育 |
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学年 | 中学 2年 |
現代社会の問題を主体的に考えることができる公民的資質の涵養 |
生徒たちが、社会で起こっている問題に触れる機会を増やし、社会についての見識を深められるように、新聞を身近なものにする。 |
定期購読していない生徒用に、学校購読の新聞を再利用する |
1)夏休み・冬休みのリポート課題:長期休業中に新聞記事を読んで、気になった記事、興味のある記事について、調べた内容と感想をリポートにまとめる。
(2)社会科授業での5分時事記事紹介:「滋賀県」「経済」「政治」「戦争」「環境」などに関わる新聞記事を切り抜き、社会科の授業の中で生徒全員が読む。
社会科授業 |
(1)夏休み・冬休みのリポート課題 |
各クラス5~10人は新聞の定期購読をしていないということだったので、長期休業中に中学校に配達される新聞を、職員室前に置いておき、1人2日分まで自由に持って帰ってよいこととした。 |
・事件の原因をきちんと理解して、自分たちとどう関わっているのかを理解できるという利点が新聞にはあって、とても便利だと改めて思いました。テレビのニュースとは違って、自分の好きな時に読めるし、この記事を読むまで、この事件で死者がでたことを知らなかったので、より詳しく知れてよかったです。
生徒の新聞に対するイメージが大きく変わった。実践前は「新聞って難しい」というイメージを持つ者がほとんどだったが、実際に新聞を読むという実践を通して、「新聞って分かりやすい」「ニュースのように流れていかないから、逆に理解しやすい」といったことに気づいた生徒が何人もいた。中には、今まで新聞を読んでいなかったが、この実践後、新聞をスクラップする者もでてきた。
漢字や文章が苦手な生徒にとっては、実践を通しても、新聞を身近なものとして感じられていない。
実践者名:栗東市立葉山中学校 久保 浩司