実践指定校実践例 2014年度

自ら問いを立て、他者に積極的に関わり、課題を解決していく生徒の育成

宮崎県立五ケ瀬中等教育学校(みやざきけんりつごかせちゅうとうきょういくがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 国語
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年
インタビューの手法を知る
記者のインタビューの手法に学び、実践する中で、情報を得るための効果的な対話ができるようになる。
新聞記者にインタビューの手法、記事の書き方を学び、インタビュー内容を記事にする。
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

インタビューを受ける教諭が書いた履歴書を見ながらインタビューガイドを考え、インタビューの流れ、新聞作りの役割分担をした後、宮崎日日新聞社記者による講義を受け、インタビューの仕方、メモの取り方、記事の書き方、新聞記者という仕事について学び、インタビューガイドを練り直す。教諭に各班5分間ずつインタビューをし、新聞記者、教諭の講評を聞く。インタビューで得られた情報をもとに、教諭について600字で記事を書く。班員の記事をもとに新聞のレイアウトを考え、特集面を作り、全員の記事を読みながら相互評価する。

5時間

(1)教諭の履歴書を見ながら、班員でインタビュー内容を考える。インタビューの流れ、新聞作りの役割分担をする。(2)宮崎日日新聞社記者による講義を受け、インタビューの仕方、メモの取り方、記事の書き方、新聞記者という仕事について学び、インタビューガイドを練り直す。(3)教諭に各班5分間ずつインタビューをする。新聞記者、教諭の講評を聞く。(4)インタビューで得られた情報をもとに、教諭について600字で記事を書く。(5)班員の記事をもとに新聞のレイアウトを考え、特集面を作る。全員の記事を読み、相互評価する。

 班活動でインタビューをさせる時に全員が関われるよう、役割分担を綿密にさせる。

時間制限がある中で、教諭と会話を進めながら自分の求めている情報を聞き出すことに難しさを感じている生徒が多かった。新聞作りでは見出しや記事の構成の仕方などを話し合いながら工夫しようとする様子が見られた。

インタビューをする流れを、新聞記者の助言を参考にしながら実践していく中で、生徒がインタビューガイドを綿密に立ててインタビューに臨むことができ、すべての班が滞りなくインタビューを終えることができた。しかし、インタビューの手法を中心に新聞記者の講話内容を設定したため、記事にすることに対して、細かな指導を行いきれなかった。レイアウトの仕方や見出しの付け方などに苦心している生徒が多かったので、記事の作り方という点においての指導をもっと深めるべきであったと考える。

実践者名:宮崎県立五ケ瀬中等教育学校 布留川 文