実践指定校実践例 2014年度

新聞コラムの視写

熊本市立城西中学校(くまもとしりつじょうせいちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語
学年 中学 1年 、2年
1週間分のコラム視写
時事問題や社会の動静に関心を持たせるとともに、文章を書く力を育成する一助とする。
新聞活用学習

夏季休業期間を利用し、新聞のコラム欄を視写する。コラムは1週間分を一覧にしたプリントを準備し、視写プリントも専用のプリント集を準備する。

夏季休業期間中の課題

夏季休業の課題として新聞のコラムの視写に取り組む。
コラムは1週間分準備し、A4プリントにまとめて配布。視写用のプリントも準備した。
夏季休業に先立って、授業で視写の時間を設け集中した環境の中、1日分の記事の視写を行った。

残り6日分は、夏季休業期間中の課題とし、七つの記事の中から一つを選び、その記事に対する感想や自分の考え、意見を書くようにした。

・視写用のプリントは、新聞のコラム欄と同じマス目のものを準備。
・コラム欄の記事は、切り取ったうえで見やすいように視写用プリントに貼り付けてから使う。
・コラムの記事は生徒が興味を抱きやすいよう、様々なジャンルから集める。

授業における視写では、要する時間に個人差はあるものの、非常に集中した環境の中、取り組むことができた。1週間分のコラム記事を視写した後は、その記事の内容について生徒たちが互いに話している場面も見られ、時事問題や新聞記事に興味を抱くきっかけとなったようである。

・コラム欄の視写をはじめ授業での実践、校内掲示の取り組みを通して、それまで新聞を読むことがなかった生徒たちが、新聞を手に取るようになった。
・視写に関しては、夏季休業中の課題のみの取り組みであったので、今後定期的に取り組んでいきたい。
・単に視写するだけの活動に終わらず、新しい言葉との出合いを大切にし生徒たちの語彙を豊かにする活動へとつなげていきたい。

実践者名:熊本市立城西中学校 斉藤好徳