実践指定校実践例 2014年度

名城高校版「この人」作り

名城大学附属高等学校(めいじょうだいがくふぞくこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 総合学習 、キャリア教育・進路指導
学年 高校(高等専門学校を含む) 3年
LHR
相手のことをよく知り、わかりやすくまとめて発信する
新聞制作学習

1時間目 自分の未来についてマインドマップにまとめる
2時間目 ペアを決め、お互い10年後の自分になったつもりで相手のことをよく知るためにインタビューし、マインドマップにまとめる
宿題   中日新聞「この人」の体裁で記事をまとめる 

1~2時

・1年生では、新しいクラスメイト、2年生は講演をしてくれた人に対して「この人」作成を行ってきた。
・3年生では進路を見据え、また、その先にあることをキャリア教育の一環として10年後のクラスメイトに対してインタビューを行う。そのためにまずは、10年後の自分がどんな経歴を経て、どんな仕事に就いていて、どんな仕事、活動をしているのかをマインドマップにまとめる。
・クラス内でランダムにペアを決め、お互い10年後に再会という設定でインタビューを行う。
・お互いにマインドマップでメモを取り合う。
・中日新聞「この人」の体裁で記事にまとめる。
・全員分の記事をクラスに掲示する。

・何しろ、自分の将来について、真剣に考え、それに対して大学で何を学ぶ必要があるのか、また、どんなスキルを身につけておく必要があるのかを明確にしておく必要がある。
・制限された文字数で相手のことを分かりやすくまとめるには文章の構成と推敲を丹念に行う必要がある。

将来を真剣に考えてみると、今の自分に何が足りないのかがはっきり見えてきたという声が多数挙がったことから、自己を見つめる良い機会となった。また、コンパクトかつ、インパクトのある文章に仕上げないと魅力ある記事にならないということで文章にこだわった生徒が多数見受けられた。

作成中はもとより、掲示後の生徒の反応も非常に良いものであった。他者から刺激を受けたり、自分自身を見つめ直すよいきっかけとなったのではないか。
今後は、さらに記事内容のクオリティを高めるために、新聞をさらに読み込む機会を増やしていきたい。

実践者名:名城大学附属高等学校 早川 孝則