実践指定校実践例 2014年度

修学旅行新聞を作ろう

仙台市立荒町小学校(せんだいしりつあらまちしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、総合学習
学年 小学 6年
伝統文化に触れよう(総合的な学習の時間)
修学旅行の自主研修で,町の人にインタビューしたり,見学したりしたことをもとに記事を作成する。
新聞の記事の構成や前文を参考にして,記事を作成する。
新聞制作学習

修学旅行新聞を作ろう
⑴新聞社の方から「記事の構成とインタビューの仕方」について学ぶ(1時間)
⑵インタビューする相手と内容を検討する(1時間)
⑶修学旅行で,町の人にインタビューをする(2時間)
⑷新聞社の方から「前文やインタビュー記事の書き方」について学ぶ(1時間)
⑸修学旅行新聞を制作する(4時間)

8~9

〇実際に取材活動を行い,新聞を制作する。
・修学旅行の自主研修で,店や町の人に話を聞かせてもらう。質問する際には,インタビューのポイントに気をつける。
・三人称の文体で,具体的な内容が伝わる記事を書く。

インタビューの手法について学習した後,質問する内容について検討する時間を設定した。相手にたくさん話をしてもらうには,どのようなことを聞けば良いのか考えさせた。また,記事を書く際には感想文にならないよう,三人称の文体を意識させた。

新聞に関する学習には4年生から取り組んでいるため,新聞制作には進んで取り組み,インタビューについても意欲を見せていた。残念ながら自主研修当日は雨で,思うように話を聞くことができなかったが,友達の反応などを載せながら,研修の様子を記事としてまとめることができた。

・5・6年と続けて新聞記者の方を招いて学習することで,新聞に興味を持つことができた。また,記事に関するスピーチやスクラップなどにも取り組み,子どもたちの話題の中に社会の出来事が出てくるようになった。しかし,記事に対して問いや疑問を持つ児童は少なく,いかにして意欲を高めていくかが課題である。

・行事や学習のまとめとして,新聞を書かせる機会は多いが,感想文に終わってしまうことが多い。高学年では,三人称で書かせるよう指導しているが,今後は,学年に応じて指導内容を考え,系統的に学習を進めていく必要がある。

実践者名:仙台市立荒町小学校 行本 忠司