実践指定校実践例 2014年度
自分の考えをもち、自ら表現することの楽しさを実感できる授業づくりのあり方
上田市立南小学校(うえだしりつ みなみしょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
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学年 | 小学 6年 |
「平和」についての意見文を書こう |
「理由」の構成についてアドバイスしあう活動を通して、構成順による伝わり方の違いに気づき、より自分の意見が伝わりやすい構成について考えることができる。 |
自分にとっての平和に関する新聞記事を集め、意見文の事実材料として書いた。記事(意見文)の文章構成を参考にした。 |
①自分にとっての「平和」の意見文を書き、新聞「10代から」へ投稿することを知る。
②自分の意見が伝わりやすい構成について考え、グループでアドバイスし合う。
③発表会をして、新聞「10代から」へ投稿する。
12時間扱い |
①「平和のとりでを築く」を読み、「平和」について考え、意見文を書き新聞「10代から」に投稿することを知る。 |
◇自分の考えを持つために |
意見や考えはあるけれど、それをどう表現したらいいのかが分からず、不安で自信が持てないでいた子どもたちが、意見文と同じ構成で書かれている新聞を使い、さらに小グループで発表する場を設け、友だちに自分の意見や考えが認められ、より自信をもって全体の場で発表でき、伝わることの達成感や喜びが得られた。
・クラスの発表会では、事前に小集団で「相手に伝わる意見文になっているか」アドバイスをし合い意見文を仕上げたため、一人ひとりが自信を持って発表ができ、相手に自分の考えを伝えられた達成感を味わうことができた。
・投稿した意見文が新聞に掲載されたことで、より意見文の書き方が確かなものへ確信され、自信へとつながった。
*新聞記事から、意見文の事実を集めたが、平和に関する記事をただ集めてしまったので、自分の意見(結論)に結びつかない意見文もあった。結論につながる記事集めの仕方を学習することが必要。今後検討していきたい。
実践者名:上田市立南小学校 小林 美奈