実践指定校実践例 2014年度

本校の新聞活用~「新聞切り抜き作品」づくりを通して~

南伊勢町立南島中学校(みなみいせちょうりつなんとうちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 総合学習
学年 中学 1年 、2年 、3年
総合的な学習の時間
新聞にふれ、活字に親しみ、社会の動きに敏感になる。
新聞を読み、各自のテーマに沿った新聞記事を集める。
新聞制作学習

1 「わくわく新聞講座」受講 1年生:2時間  2・3年生:1時間
2 新聞記事集め(夏休みの宿題 9月の総合的な学習の時間)
3 新聞切り抜き作品作り(7~10時間)
4 文化祭で全作品を掲示

8~12時間

7月初旬、全校生徒対象の「わくわく新聞講座(新聞切り抜き作品作り講座)」を学年別で実施した。
夏休みを利用して、学年で設定したテーマに合った記事を、各自でたくさん集めた。
9月の総合学習では、集めた記事をまとめ、コメントを入れ、新聞切り抜き作品作りを進めた。夏休みに集めきれなかった記事を追加で集めた。
10月はレイアウトや感想を考え、作品を完成させた。文化祭で全員の作品を掲示した。

新聞をとっていない家庭が結構あった。
夏休みの記事集めだけでは記事の数が足りなかった。
記事を読んだ感想や意見は簡単には書けない。

集めた新聞記事に対して、感想や意見を書くことができない生徒が多い。個別指導をしながら徐々に作っていった。
レイアウトも簡単に済ませたがる生徒が多かったので、過去の入賞作品などを使って指導した。
文を書くこと、レイアウト、装飾などが得意な生徒はどんどん凝っていった(しっかり準備ができていれば、時間に余裕がある)。

成果
全校生徒が取り組むことによって、文化祭で学校として成果を発表することができた。
新聞を読むようになったという生徒が増えた。

課題
切り抜き作品作り講座を受ける時期、取り組む時期。
夏休みの課題の出し方(新聞を取っていない家庭の生徒が結構いる)。
作品完成まで、スピードに差がありすぎ。質に差がありすぎ。
他の教科でも新聞を活用していけたらよい。

実践者名:南伊勢町立南島中学校 大野好彦