実践指定校実践例 2014年度
新聞記事から地域の伝統産業に携わる人々の思いにせまる
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松本市立丸ノ内中学校(まつもとしりつまるのうちちゅうがっこう) |
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教科、科目、領域 |
中学校: 地理 |
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学年 | 中学 2年 |
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中部地方 -活発な産業を支える人々のくらし- |
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地域の伝統産業の保存や伝統産業に携わる人々の思いを学ぶ |
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新聞記事を確実に読み取る手立てを工夫した。 |
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1時限目 中部地方のようすを調べる
2時限目 松本の伝統産業でつくられているものを確認し,伝統産業が抱える課題を知る
3時限目 伝統産業保存に携わる人々の思いにせまる
4時限目 松本以外の中部地方の伝統産業について調べ学習を行う
5時限目 中部地方の工業について学ぶ
6時限目 中部地方の農業について学ぶ
7時限目 中部地方の学習をふり返る(まとめ)
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3時限目 |
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1.前時の学習内容をふり返り,「伝統産業の保存に携わる人たちの思い」について各自で予想を確認。 |
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・複数の新聞記事を使い,異なる視点から考えをまとめられるように促した。 |
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伝統産業の保存に携わる人たちの思いについて,作り手の立場に立って予想を考え,生徒が新聞記事から読み取ったことや考えたこと,インタビューを聞いてメモしたことを使い,買い手のことや買うことによって伝統産業を広めていく視点も入れて,自分の考えを深める姿が見られた。一方,新聞記事の読み取りはできたが,読み取ったことを十分に生かすことができず,考えを深められなかった生徒もいた。
成果として,項立てを行って新聞記事を読ませたことについては,記事から何を読み取ればいいのかが明確となり,多くの生徒が新聞記事を読み取ることにつながった。この点から項立ては有効であったと思われる。また,新聞記事をきっかけとして,伝統産業の保存に携わり,新聞社の取材を受けられた方の生の声(ビデオ)を聞いたことは新聞記事だけでは分からないことの理解につながり,記事が書かれた背景などを深めることにもつながった。
一方で,新聞記事を読むのに時間を要してしまった。そのため記事を読むことはできても,読み取ったことを活用しきれず,深く考えることができなかった。原因としては資料の数が多かったこと,教師側の教材研究不足(新聞記事の分析不足),読み取った情報の共有が不十分であったことが考えられる。
実践者名:松本市立丸ノ内中学校 有賀 武