実践指定校実践例 2014年度

「朝会での新聞スピーチにチャレンジ!!!」

尾道市立重井中学校(おのみちしりつしげいちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語 、公民 、道徳 、総合学習 、その他(朝会)
学年 中学 1年 、2年 、3年
新聞記事に学ぶ
社会的視野を広げるとともに,思考力・表現力を高める。
興味・関心のある記事を選び,内容まとめと自分の考えを記述し発表する。
新聞活用学習

毎週木曜日の全校朝会において,各学年から1~2名が新聞記事を読んで思ったことを発表する。

約15分の朝会の中で3~4名が発表。

・各学年出席番号順に発表計画を立て,見通しを持たせる。
・自分の順番が近づく頃には,興味・関心のある新聞記事を探す。
・選んだ記事について発表原稿を書く。分量は300字以上、500字程度。担任・教務主任・教頭先生・校長先生に指導助言をもらい、清書をして完成する。
・暗唱を目指して発表練習を入念に行い,発表態度も確認する。
・事後は,「NIEコーナー」に記事とともに掲示し交流できるようにする。
・改めて友だちの選んだ記事も丁寧に読み,視野を広げる契機とする。

・身近な記事など本当に自分の興味が持てる記事を探させる。
・その過程で,新聞に親しみを持てるようはたらきかける。
・原稿の中で,記事の内容まとめと共に必ず自分の考えや思いを自分の言葉で書くことを意識させる。
・全校生徒の前で堂々と発表するという貴重な経験の場を,緊張感を持ってしっかりと準備させ,一生懸命取り組ませる。

3年生の発表内容や態度が素晴らしく,全校生徒のモデルとなる姿であった。
明確な目標を持って取り組もうとする意識が高まった。

<成果>
・担当教職員の肯定的評価は,1学期よりも2学期の方が上昇した。
・NIEスピーチの取組は,新聞に親しみを持たせ読解力・判断力・思考力・表現力を培うために有効であると確認できた。
<課題>
・NIEスピーチを更に深化・充実させていくため,的確かつ具体的な評価指標を再検討し,事前に生徒に提示して目標の明確化を図る。

実践者名:尾道市立重井中学校 陶山光恵