実践指定校実践例 2014年度

「なりたい自分」を探して

長野市立柳町中学校(ながのしりつやなぎまちちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 総合学習
学年 中学 3年
「なりたい自分」を探して
新聞記事を読んだり、友の意見を聞いたりすることで、なりたい自分の姿を考え言葉で表現する。
新聞活用学習

1時限目 新聞記事から自分の惹かれる行動や考え方を探す
2時限目 何に惹かれたのか、自分のあこがれを探す
3時限目 あこがれを友と共有する
4時限目 なりたい自分を言葉にする

3~4時

(1)新聞の中から、自分の惹かれる行動や考え方に関する記事を選び出す。
(2)(1)の記事の中で、より惹かれた文章に色をつけ、なぜその文章に惹かれたのかを記す。
(3)(2)の惹かれた文章をグループの仲間同士で発表し合う。その文章を読んだ後、なぜその文章に惹かれたのかを発表し、互いの意見を言い合う。発表者の意見を受け止め、不明な点についての質問をするものとし、賛成や反対を決めるものではない。
(4)自分だけでなく、グループ内の友の意見も取り入れながら、なりたい自分を明確にし、そのなりたい自分を言葉で表現する。

5~6名のグループ活動で行う。
意見を発表する際は、グループ内で司会者を決め、マニュアルに沿って発表をしていく。

友とあこがれを伝え合ったことで、なりたい自分がはっきりとした。また、今の自分の姿と重ねながら、この先への希望を持つことができた。

新聞を選び、自分の考えを持ち、友と共有していく活動は、とても意欲的に取り組めていた。子どもたち同士の関わりがあったからだと考えられる。課題としては、もっと長い期間あるいは、多くの新聞で行うとさらに効果的ではないかと考えられる。
マニュアルを用意し、グループでの発表を行うことで、スムーズにすすめることができたが、マニュアルに縛られてしまい、それ以上に深めることができなかった。友の意見に対してコメントをし、それを受けさらにコメントを返すというように話を深めていけるような手立てを研究していきたい。

実践者名:長野市立柳町中学校 宮尾 昭広