実践指定校実践例 2014年度
記事から自分の考えを書こう
海田町立海田西小学校(かいたちょうりつかいたにししょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 、総合学習 |
---|---|
学年 | 小学 4年 |
黒田選手はなぜカープに帰ってきたのか |
決断の理由を記事から読み取り,決断に対する自分の考えを書くことができる。 |
複数の記事から知りたい情報を読み取る。読み取った情報を元に,決断の理由を考える。決断に対する自分の考えを持つための資料とする。 |
アメリカ大リーグからカープに復帰する黒田投手はどうしてカープに帰ってくることを選んだのか考え,決断の理由を記事から読み取り,黒田の決断に対する自分の考えを書く。
1 |
質問1「黒田選手がメジャーに行くのを1年延ばしたのは,この試合でのファンからのメッセージでした。どんなメッセージだったでしょう」 |
カープを選んだ理由 |
黒田選手がカープに帰ってきたという「事実」だけでなく,その「背景」を記事から理解することができた。黒田選手の決断を「自分は」という視点を提示することで,理解した事実を書くだけでなく,事実をもとにした自分の考えを書くことができた。「覚悟の決断」という見出しの意味を理解した感想が多かったこと,賛否両論あったこと等,思考の深まりや広がりがみられた。
教科・領域でのNIEカリキュラムの開発,地域,家庭,メディア,他校・他地域と双方向の交流を進めるNIEコミュニケーションの実施を通して,思考力・判断力・表現力・発信力の育成ができた。
今後の課題として,書いて伝えることが楽しい,と思える児童を育むことができるNIE授業作りとともに,どんな書く力をNIEでつけていくのかを明確にした実践を開発していくことが重要である。今年度開発した海田西小型NIEカリキュラムを軸に,書く力を育むために各教科・領域をどう連携していくか,関係性の整理を進め,横断的なNIE学習を構築していく必要がある。
実践者名:海田町立海田西小学校 宮里洋司