実践指定校実践例 2014年度

新聞に親しみ、自分の考えを豊かに表現する子どもの育成

広島市立緑井小学校(ひろしましりつみどりいしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会
学年 小学 5年 、6年
新聞に親しみ、自分の考えを豊かに表現する子どもの育成
新聞に親しみ、自分の考えを豊かに表現する子どもの育成
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

新聞記事の読み取り方(3時間)
新聞スクラップ
社会科の新聞づくり(各単元)
新聞に関心を持つ(~9月)、活用する(~12月)、参加する(~3月)

家庭学習など

新聞スクラップ
(1)興味のある内容で自由に作成する
・切り抜いた記事について、自分の考えや調べたことなどを付け加えながらまとめる
(2)社会の様子が分かる記事を選ばせる
・話題になっているニュースなどの中から選んでまとめる
・友達の作品と比べることで、出来事に対する捉え方や考え方を共有する
(3)世界と日本とのつながりが分かる記事を選ぶ
・一つの国との関わりに焦点を絞ることで深める
・たくさんの国を取り上げることで広げる
・自分たちの生活とどうかかわるかを考えさせるようにする

・家庭での新聞以外に、学校から新聞を持って帰ってもよいことにする(複数の新聞社と比べるため)
・新聞スクラップに取り組む日を決めておき、それに向けて記事を集めるよう声かけをしておく

最初は、新聞スクラップというものがどういうものか分からずとまどっている様子が見られたが、慣れてくると自分なりにレイアウトを工夫したり、複数の新聞社のものを一つにまとめたりできるようになってきた。また、友達のスクラップを見ることで、新しい分野に興味を持つ子もでてきた。

時事問題に興味を持ったり、その情報を新聞から得ようとする児童が増えたことが大きな成果であった。また、新聞スクラップの内容から、社会に対して自分なりの考えが持てるようになってきたことがうかがえる。しかし、交流を行う際に、読み取れている内容に大きな個人差が生じてしまった。今後は、記事を読み取るスキルアップにも力を入れていきたい。

実践者名:広島市立緑井小学校 田邊正徳