実践指定校実践例 2014年度

よのな科日記

光市立室積中学校(ひかりしりつむろづみちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 総合学習
学年 中学 1年 、2年 、3年
新聞記事の要約と意見表出、意見交換
新聞記事に対する要約や意見を書くことにより、言語力や表現力の育成を図る。
新聞記事の要約をし意見を書かせることで、言語力や表現力を育成する。
新聞活用学習

夏休みに入る前に事前指導をし、夏休み中に生徒が実践する。夏休み終了後に、実践の発表と意見交換会をもつ。

夏休み

(事前指導)
①夏休み中の24日分の記事についてまとめる。
②原則1日1記事とする。
③同じ分野の記事ばかりを取り上げない。
(夏休み中)
新聞が発表された日付、情報元、見出し、記事の要約、感想・気付き・意見・疑問などを書く。どんな新聞記事を選んだか振り返りやすいように、見出し一覧をつくる。
(夏休み終了後)
心に残った記事の要約と、意見等を発表し、お互いの感想を述べ合う。

記事はなるべく様々な分野のものを取り上げるようにし、多岐にわたって社会に関心がもてるようにする。感想については言語力、表現力を育成するために、箇条書きにはせず文章で記載する。

最初は抵抗を感じる生徒もいたが、続けていくうちに、意見をまとめたり述べたりすることを楽しく感じる生徒が増えてきた。また、社会情勢について、家族や友人と会話をする生徒も出てきた。

世の中の動きを知ることができたり、意見をまとめることを楽しく感じたり、語彙力が向上したと感じる生徒が増えた。また、他の学習においても書かれてあることをまとめたり、意見を構築したりする力が向上したと感じる場面が増えた。活字に親しむことで学力向上につなげることができた。意見交換の場面を設けたが、表面的なもので終わっているので、さらに議論が深まるように仕組むことができると良い。

実践者名:光市立室積中学校 宮内朋子