実践指定校実践例 2014年度

世界のニュースを紹介しよう

旭市立飯岡中学校（あさひしりついいおかちゅうがっこう）

教科、科目、領域

 中学校： 地理
学年 中学 1年
世界の諸地域～世界ではどんなことが？～
世界のニュースを紹介し合うことで、広い視野を持ち、世界の諸地域に対して興味関心を広げることができる。
紹介する地域の位置を世界地図上で示して掲示することで、どこで起こっているニュースなのかを分かりやすくする。
新聞制作学習

通年

授業の始めの５分程度をつかって

（１）新聞記事を紹介するためのレポートの作り方や発表の順番、発表の方法等は事前に授業の時間を使って指導
（２）「外国で起こったニュースや外国を紹介するような記事」をテーマとして、新聞記事を探すようにする。
（３）選択した記事を切り抜き、「新聞記事を紹介しま～す」のレポートを作成する。作成の時間は、家庭学習で行う。
（４）発表後は、掲示することも考えさせて、色合いやレイアウト等にも工夫をする。
（５）授業の始めの時間を利用して、作成したレポートを示しながら発表する。
（６）発表した地域がどこにあるかクラス全員で地図帳を使って探す。
（７）作成したレポートは、廊下等に掲示する。その際には、世界地図も掲示し､どこのニュースなのかがわかるように世界地図にマークを付ける。

（１）記事に対してさまざまな感想が考えられる場合には、発表者以外の意見も聞いたり、説明したりする。
（２）読んでよい気持ちになる記事、みんなに教えてあげたい情報などを探し出すようにし、それらの地域と日本との違いや授業との関連等につながるようにする。
（３）レポートを掲示する際には、誤字・脱字等がないように直してから掲示する。

（１）新聞を読む機会が少ない生徒が多く、新聞を読むことに対して抵抗を感じる生徒が多かった。
（２）発表することに慣れていなく、新聞記事をそのまま読み上げるような生徒もいた。要点をまとめた発表ができない。
（３）まだ皆が紹介していない国や地域のニュースを探そうとする生徒が見られた。

（１）友達が作成したレポートを見ながら、世界の諸地域に対する関心を高めることができた。また、それに関わる会話が生まれ、生徒同士がコミュニケーションをとるきっかけが増えた。
（２）新聞紙を読むことに親しむことができた。
（３）要点を絞って発表するには、継続的な訓練が必要である。
（４）授業の中で地図帳を活用する時間をとることができた。
（５）はじめは、スポーツに関する記事を選択する生徒が多かったが、さまざまな記事を選択するようになってきた。

実践者名：旭市立飯岡中学校 土屋　雄輝