実践指定校実践例 2014年度

「天声人語」の書き写し

君津市立周南中学校(きみつしりつすなみちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: その他(朝読書の時間)
学年 中学 1年 、2年 、3年
新聞コラムの視写
時事力、語彙力・文章力、読解力、集中力を身につけて、学習の基本となる読む力、書く力を育てる。また社会への関心を広げる。
継続的に新聞記事に触れる機会をつくり、社会への関心を広げ、ニュースや世の中の出来事に興味を持たせる。
新聞活用学習

年間を通して月に1度、月曜日から金曜日の5日間、10分間の朝読書の時間に実施(その他の週は読書を実施)

朝読書の時間の10分間(月曜日から金曜日の5日間) 

<用意するもの>
○天声人語の記事(新聞から切り抜いたものをそのままの大きさで印刷)
○天声人語の書き写しノート(学習版)
○はさみ・のり・辞書(生徒が各自で用意)
<流れ>
(1)天声人語を切り抜いて貼る。(月曜日の朝に担任が配布)
(2)原稿用紙に「天声人語」を書き写す。(段分けの▼も写す)
   (1日でどこまで書き写せたか、印をつける。量が増えるように目標を待たせる)
(3)以下のことに取り組む。
1.わからないことばや漢字を辞書で調べて書く。
2.記事への感想や意見を書く。
3.記事に見出し(タイトル)をつける。
4.記事の内容を要約する。
(4) 金曜日の朝の会終了後回収して、点検印を押す。帰りの会で返却。土曜日・日曜日をつかって終わっていないところを最後まで写したり、発展課題に取り組めるように、金曜日のうちに返却する。
(5)よく書けている生徒のノートを紹介する。

1日でどこまで書き写せたか、印をつけて、量が増えるように目標を待たせた。書き写した後の課題は学年ごとに目標を設定した。 記事は、できるだけ生徒の身近な話題や興味を引けるものを選ぶようにしたが、少し難しい内容でも、ぜひ考えさせたいものや、日本の伝統文化、季節・風物を感じられるものなどを選択した。

「書いていると集中できるし、今、起こっていることがわかって良い」「集中力がついた。また、普段新聞を読むことがないからよい機会だった」「読んでいておもしろい。文章力もつくし、わからない言葉も学習できるのでとても自分のためになる」など、目的としていた時事力、語彙力・文章力、読解力、集中力を身につけることについて、生徒が向上を実感している。

現在の社会問題やニュース(時事問題)に対する関心を高めることができた。また、社会的な話題や、季節の記事について、自分自身の感想を持ち、そのことを話題にしてコミュニケーションがとれるようになった。また、新聞記事の洗練された文章の中から、新しい表現や語彙を身につけることができている。短時間にまとまった文章を読み、内容を読み取りながら書く力がついてきており、読解力や集中する力も伸ばすことができた。

実践者名:君津市立周南中学校 平野 敦子