実践指定校実践例 2014年度
自ら考え、自らの思いを主体的に表現できる生徒の育成を目指して
伊予市立伊予中学校(いよしりついよちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 国語 、公民 、技術 、総合学習 、その他(生徒会(委員会)活動) |
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学年 | 中学 1年 、2年 、3年 |
新聞記事を活用して自分の思いや考えを表現し、情報の発信・共有をしよう。 |
(1)新聞記事を読み取るとともに、自分の考えや意見を書く力を養う。(2)記事の内容をまとめたり、編集したりすることで、情報の発信・共有を図り、視野を広げる。 |
生徒会における委員会を利用し、設置されたNIEルームの運営・管理を任せることで、新聞に触れる機会を増やし、読み比べするおもしろさに気づかせ、新聞を身近なものとする。 |
8月、10月~1月
長期休業中および6社の新聞が配達されている期間
長期休業中、各教科の時間、委員会の時間 |
【 教科における実践例】 |
誰もが気軽に入室でき、自由に新聞を読めるように、新聞を提供する場を設置する。今年度は、生徒玄関横の教室を利用し、NIEルームとして活用した。 |
授業での利用や長期休業中の課題、委員会での呼びかけによる新聞スクラップ作成、NIEルームの設定により新聞を読む場や機会が設定され、新聞に対する興味・関心の高まりが見られた。その理由として「学校にたくさんの新聞がある」・「各新聞の違いを発見することが楽しい」・「政治の動きが大きく社会の動きがよく見えた」等を挙げており、新聞記事のおもしろさや比べ読みの楽しさを発見する生徒が増えた。
(1) 新聞を読む場や機会を設定することで、新聞に対する興味・関心の高まりが見られ、新聞の面白さや比べ読みの楽しさを発見する生徒が増えた。
(2) 新たな発見や気づきにより、新聞に対するイメージの好転があり、読むことへの抵抗感が薄れ、新聞を活用することへの意欲化が図れた。
(3) 読解力や表現力を基盤とした活動であるため、辞書の活用や他者とのコミュニケーションが求められたため、その能力の向上の一助となった。
(4) 新聞記事を通して社会の動きに関心が高まり、視野の広がりが見られた。
上記のような成果が見られたが、以下の課題が浮き彫りとなった。
(1) 閲覧時間をいかに確保し、主体的にどう関わらせていくか。
(2) 実践教科や新聞活用の場を広げ、読解力・表現力をどのように培うか。
実践者名:伊予市立伊予中学校 関谷 由加里