実践指定校実践例 2014年度
歴史学習に新聞を取り入れた授業の実践
千葉市立小中台小学校(ちばしりつこなかだいしょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 社会 |
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学年 | 小学 6年 |
明治の国づくりを進めた人々 |
新聞への関心を高めながら、自分の意見の根拠に新聞記事を取り入れて発表できる。 |
1グループで、複数の新聞を数日用意する。 |
1時限目:明治政府が富国強兵を目指し、地租改正、殖産興業、徴兵令の政策を進めたことを理解する。
2時限目:地租改正、殖産興業、徴兵令の政策について、自分が重要だと感じた政策を選び、その理由の根拠をまとめるために、新聞を活用する。
3時限目:それぞれの政策の立場で、根拠を明確にしながらディスカッションを行う。
1~3時 |
1時限目:明治政府が地租改正、殖産興業、徴兵令の政策を進めたことを理解する。(一斉授業) |
個人では上手に探せなかったり、考えが偏ったりすることが考えられるため、数人のグループで活動することで、様々な新聞記事を互いに探し、話し合えるようにする。 |
家庭で新聞をとっている児童でも、とっていない児童でも、じっくり新聞記事を読むことで、新聞への関心が今までより深まった。また、日本の歴史と現代をつなげて考えられることもできた。ただ、新聞を読むこと自体に慣れていない児童が多く、読むだけで時間がかかってしまったり、飽きてしまったこともあった。
児童にとっては、複数の新聞を読むことはなかなかできない経験であり、新聞社によって、表現に違いがあることに気付くことができた児童もいた。毎日継続して新聞を読むことで、現代のニュースにも関心を高めることができた。
まだ新聞に慣れ親しむことができなかった児童もいたので、活用方法は様々だとしても継続して新聞教育に取り組む必要がある。学級数や児童数が多い学校では、全ての児童に対して、新聞を読ませることが難しい。取り組み方を再考しなければならない。
実践者名:千葉市立小中台小学校 伊藤文人