実践指定校実践例 2014年度

新聞要約活動

高千穂町上野小学校(たかちほちょうりつかみのしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 小学 4年 、5年 、6年
文章の要旨をつかみ、自己の意見を簡潔に述べられるようにする。
文章を要約する力を身に付けさせ、自分の考えを表現する力を育成する。
子ども新聞を活用する。
新聞活用学習

週末の課題

週末課題

(1)子ども新聞の中から記事を選んで要約活動を行う。
  ・要約については200字程度でまとめる。
  ・大切な言葉には文にライン等を引く。
(2)記事に関しての感想や意見を記述する。
  ・200字程度でまとめる。
  ・記事を引用してどの部分に感想をもったか明確にする。
(3)課題として提出したものを学級担任が添削を行う。
(4)参考になる作品を掲示する。

・高学年を中心に要約活動を行い、低学年は視写活動、中学年は、記事をスクラップし、簡単な感想を書く活動などを行い、発達の段階を考慮し、指導を行った。
・高学年は、子ども新聞ではない、一般紙も活用した。

児童が新聞を読む機会が増え、保護者等とも新聞記事の内容について会話をすることが増えた。「地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がある」というアンケートに対して「ある」と回答した児童が実践前は54%だったのに対して81%に変容した。

【成果】
こども新聞の記事を読むことで、一般の新聞では難しい内容についても理解することができていた。
2年間の継続した実践により、要約をする力が上達しており、200字程度の文章を分かりやすくまとめる力がついた。
【課題】
新聞記事の感想を書く際に、語彙力が十分でなく、相手に気持ちや状況を伝える言葉が限られたものになりやすい。

実践者名:高千穂町上野小学校 山元 善貴