実践指定校実践例 2014年度

ふるさと新篠津を知り、考え、つくろう

新篠津村立新篠津中学校(しんしのつそんりつしんしのつちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 地理 、公民 、総合学習
学年 中学 1年
社会科1年「身近な地域について調べ、考えよう」
将来のふるさと(新篠津村)のために、自分ができることを考える
①地域に身近な話題を取り入れることで、興味・関心を喚起させる。 ②記事の中の人に実際に会い、話を聞くことで、新聞から学んだことにリアリティーをもたせ、理解を深める。
新聞活用学習

1時間目:学習課題をつかむ
2時間目:記事を読み課題の解決の糸口をつかむ
3時間目:記事の中から関心をもったキーワードをインターネットで調べ理解を深める
4時間目:記事で取り上げられた方に実際に会い、話を聞き、課題について考える。
まとめ:自分はふるさとのために何ができるか考える。

2015年2月12日

課題:日本創成会議において「消滅可能性都市」に指定されたわたしたちのふるさと「新篠津村」。わたしたちが30年後の将来もふるさとを残していくために何をしなければならないか。

学習活動①
自分のふるさとについてアンケートを取り、課題や問題を把握。
ふるさとのイメージや将来住んでいるかどうかをグループで交流した。

学習活動②
ふるさとが抱える人口減少や産業の衰えなどの課題の解決の糸口を探るため、ふるさとの基幹産業である農業分野において第43回日本農業賞大賞を受賞した地元の農家大塚裕樹さんの新聞記事を読む。(日本経済新聞2015/1/7)
大塚さんの記事を読み、内容や疑問についてグループで交流。
本人に会って聞いてみたいことを話し合った。

学習活動③
本人に実際に会う前に、特に調査したいキーワードとして「有機栽培」「6次産業」「消滅可能性都市」についてインターネットを利用して調べ学習。グループでそれぞれのキーワードを調べ、互いに学んだことをプレゼンテーションしあった。

学習活動④
大塚裕樹さんをゲストティーチャーに招き、ふるさとで働くことの意義、生き方のモデル、将来のふるさとについて学んだ。
最初は大塚さんからの説明があり、その後対話形式で教師と対談し、その後ホワイトボードを通して疑問に思ったことを質問した。

学習活動⑤
まとめの学習としてポスター展示を作成した。

①地域の話題についての新聞記事を活用
②新聞記事の内容のなかで疑問に思ったことをインターネット等を利用して調べ学習を行ったこと
③実際に新聞記事で取り上げられた人に会い、話しを聞く
④課題に対して自分はどう思うか考えさせたこと

①新聞記事に載っている人に実際に会えるということで、記事に書かれていること以上のことを本人に聞いてみようと意欲的に取り組む姿がみられた。
②実際にゲストティーチャーに招いた時に、記事の言葉の裏にある想いや信念、本音までせまるような質問をたくさん投げかけることができていた。

◯成果
身近な地域の話題についての新聞教材は、生徒の問題意識も高く、また、問題の当事者と実際に対話することでより理解が深まる点が良かった。もし可能であればこのような取り組みを行っていることを新聞記事にしてもらうことで、生徒の意欲もより高まるのではと感じた。
◎反省点と今後の課題
問題や課題について頭では理解できても、実際に行動しなければ問題の解決にはつながらない。そこで、大塚さんが取り組んでいる「6次産業」をふるさとの問題解決のキーワードとして、実際に農業体験から加工体験、商品企画、販売の体験などをさせていきたい。そしてこうした取り組みを地域や道内、全国の人に新聞を通して発信していきたい。 

実践者名:新篠津村立新篠津中学校 冨久尾 崇