実践指定校実践例 2014年度

新聞を読み比べてみよう

豊頃町立豊頃小学校(とよころちょうりつとよころしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会 、算数 、理科 、生活 、総合学習
学年 小学 1年 、2年 、3年 、4年 、5年 、6年
衆議院選挙を知ろう
衆議院選挙の結果を掲載した新聞を,記事や見出しから比較し伝え方による感じ方の違いを学ぶ。選挙の仕組みについて学ぶ。
大きな話題となった衆議院選挙の記事を活用することで,より深く選挙の仕組みや意義を学ぶことができるのではないかと考えた。
新聞活用学習

わたしたちの願いを実現する政治10時間
(1)住民の願いをかなえる政治(2)公民館ができるまで(3)議会のしくみ・選挙について
 

9/10

学習のまとめの時間に活用。
12月に実施された衆議院選挙の結果を伝える新聞(数紙)を掲示し,見出しや写真から結果を予想させた。結果を確認するために,グループに分かれて読み比べを行い,各自の感想を交流した。教科書で学んだ内容やテレビの情報とも違い,いろいろな立場で視点が変わってくることを学んだ。

教師の考えを押し付けるのではなく,児童の気付きを大切にするために,できるだけ多くの新聞を用意し,さまざまな意見に触れさせることに注意した。

最初は難しそうな表情であったが,徐々に自分の意見を言えるようになり,最後には全員が自分なりの考えを発表することができた。

6年生の社会科では歴史と公民(政治)を取り扱うが,公民分野に興味を持たない子供が少なくなかった。今回は,衆議院選挙と学習時期がうまく重なったことから,意識的に新聞を使いながら情報を子供たちに与えながら考える場面を設定してきた。指導内容をより身近に感じることで,学びは深まっていくと考える。今回は新聞を使うことで,効果があったと考えている。いつもタイムリーな時期にニュースがあるとは限らないが,今後も機会があれば子供たちの興味や関心,知識を深めるために活用していきたい。

実践者名:豊頃町立豊頃小学校 遠藤 和彦