実践指定校実践例 2014年度

「進路」小論文等を意識しての新聞活用

北海道札幌平岸高等学校(ほっかいどうさっぽろひらぎしこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): キャリア教育・進路指導 、その他(学年活動)
学年 高校(高等専門学校を含む) 3年
学年活動(進路指導)
受験での小論文や面接試験等の対策として、時事問題や現代的な諸課題について新聞を活用して深く学び、考えること。
学年間において共有スペースにおいて広く活用し、またトピックスなどを取り上げて多くの生徒の目に触れるよう提示する。
新聞活用学習

・特に推薦入試・公務員試験の始まる9月より10月までの2ヵ月間に新聞6紙の閲覧を可能な状態として、小論文や面接試験に臨むにあたって必要な時事問題や現代の諸課題について深く考える機会を提供する。
・廊下スペースに閲覧場所(長机)を設置し、また廊下壁面を活用してトピックス記事を掲示する。生徒の活用は朝始業前、各休み時間、放課後となる。

課外時間(朝、休み時間、放課後)

新聞の活用方法、学習活動については上記と同様。
特に注視すべき記事は取り上げ、壁面に掲示。掲示後は6分野に大別し(教育・文化、医療・福祉、地域・環境、法学・経済、国際・社会、情報・科学)、それぞれファイルして閲覧可能とした。

受験生徒の学部学科をある程度意識して記事を選別した。

受験が近づく生徒が徐々に活用・閲読を始めた。特に分野別ファイルは多くの生徒が取り組んだ。

今回は受験小論文に的を絞って活用したが、時期も適切であったため、例年よりも該当生徒の取り組みが早く、また深まった。
しかしながら、取り組めば取り組むほど多くの生徒を巻き込みたいとの思いは高まることとなった。
実施側の諸条件を鑑みた時、今回はこの形で納得もあったが、次回に取り組む際にはより多くの生徒に対して新聞を活用してもらえるような形を考えたいとの思いをあらためて強くした。
最大の課題が教員間の連携であることは論ずるまでもないが、なかでもやはり学校図書館との連携もしくは役割が大きな鍵である。

実践者名:北海道札幌平岸高等学校 磯貝 純