実践指定校実践例 2014年度

保育者・小学校教員養成課程における科目連携活用に関する取り組み

北翔大学短期大学部(ほくしょうだいがくたんきだいがくぶ)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会
学年
保育・教育に関する内容
①新聞記事に対する興味・関心の向上、②新聞記事からの保育・教育情報の収集能力の向上、③新聞記事を通じての科目間連携への気付きの向上
科目間連携活用(日本国憲法/保育者論)
新聞活用学習

授業外活動としての取り組み

90分(授業内説明)

●日本国憲法の課題内容
新聞記事の中から国内の法律に関わる記事を取り上げ、以下の課題①~④に取り組みなさい。
①要約(記事のコピー添付)
②記事の内容と法律との関わり(なぜ法律と関わると考えたか、根拠を明らかにする)
③グループ(まとめ)の考え(日本国民の立場から述べる)
④記事の内容について知っていること(他の授業やこれまでの学びで身につけた知識と結びつくか)

保育者論の課題内容
新聞記事の中から国内の保育に関わる記事を取り上げ、以下の課題①~④に取り組みなさい。
①要約(記事のコピー添付)
②記事の内容と保育との関わり(なぜ保育と関わると考えたか、根拠を明らかにする)
③グループ(まとめ)の考え(保育者の立場から述べる)
④記事の内容について知っていること(他の授業やこれまでの学びで身につけた知識と結びつくか)

2~6名以内のグループで取り組み、「日本国憲法」で1回以上、「保育者論」で1回以上、それぞれの指定課題を行い、それぞれの科目担当者に提出すること。

 今回の科目連携活用の試みは、できる限り継続性をもち、保育に関連する情報収集をさせ、新聞記事の有効性に気付いてもらうことを重視した。事後の感想でも、多様な保育に関する情報を知る機会となった点を評価している。

●日本国憲法の成果
 概ね適切に課題内容を実施していたものと判断致します。とくに、グループの考えとして、どのような理由から、その結論になったのか、記載していたものは、評価できます。
●保育者論」の成果
 保育者という専門職の意義や役割について考えています。そこで今回の新聞活用課題の取り組みでは、“社会の出来事を保育者の視点から捉える力を養う”ことをねらいとしました。提出されたレポートの全体的な評価としては「保育にかかわる記事を探そう」「保育の立場から考えよう」とする跡(思い)がみられ、自分達で選んだ記事に対して「なぜ保育とかかわると判断したか」を説明することができていたように思います。

実践者名:北翔大学短期大学部 菊地 達夫