実践指定校実践例 2014年度

授業の導入は新聞から

北海道札幌手稲高等学校(ほっかいどうさっぽろていねこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 情報
学年 高校(高等専門学校を含む) 2年
情報を収集・処理・表現するために必要な基礎的な知識の習得
情報を分かりやすく表現し効率的に伝達するために、情報機器や素材を適切に選択し利用する方法を習得させる。
授業の導入に利用した。教科書の一般論を説明するより、新聞を使った具体的で身近な例を示すことで興味を持たせる。
新聞活用学習

授業の導入として新聞を利用。始業後、5分程度を使って、情報化社会で起きている問題点などに触れた。

適時

メディアの特徴を理解させる。さらに新聞を用いることで、現実問題を直視し情報化が社会に及ぼす影響について理解させる

情報リテラシーでは利便性に偏らないよう配慮した。さらに情報モラルでは情報社会の負の事例のみの説明ではなく、正についても触れ情報化の二面性を扱った。

各メディアの利点と欠点を理解したうえで、情報収集ができるようになった。また、利便性だけの追求ではなく、情報モラルについても今一度考える必要があると気がついた。

成果として、ユーザがインターネットからの情報を得る場合、自分好みに偏りがちであることに気づかせた。新聞を読むことで、利用者に興味のなかった情報も目に触れ、そこから興味関心を持たせるきっかけ作りができた。
課題として、データ(新聞記事)の蓄積ができず、また過去のデータ(新聞記事)を読むことができないことである。新聞各社が、データベースサービスを充実させ、低料金で利用できる仕組みを整えてほしい。

実践者名:北海道札幌手稲高等学校 桶 雄一