実践指定校実践例 2014年度
新聞記事を活用した様々な「楽しい授業」への取り組み
北海道釧路東高等学校(ほっかいどうくしろひがしこうとうがっこう) |
教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): 国語 |
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学年 | 高校(高等専門学校を含む) 3年 |
様々なテーマに沿って、自ら新聞記事を選び出し、自分の考えを述べる。 |
楽しみながら、生徒自らが主体的かつ能動的に新聞紙面に向き合い、テーマに沿った新聞記事を見つけ、自分なりの意見を持たせる。 |
各新聞社で発行している紙面の中から自ら進んでテーマに沿った写真や記事を探し出し、なぜその写真や記事を選んだのか、またそれに対する感想や意見を述べさせる。 |
新聞に親しむ・・・「文字探しゲーム」「あなたの気になる写真はどれか?」「事件記事を探す」の3つのテーマを中心に、グループごとに助け合いながらワークシート等に取り組む。時数は合計3時間。
第3時 |
・導入 |
今回のテーマが「事件の記事」であるので、テーマ以外の記事を選ばないように、事件の定義(犯罪、騒ぎ、事故など人々の関心を引く出来事)をはっきりさせてから、取り組ませた。 |
普段、あまり自宅で新聞を読まない生徒もいる中で、まずは新聞に親しんでもらおうと考え、ゲーム形式で実施した。紙面の中から、制限時間内に決められた漢字やグループ内の生徒の氏名及び担任の氏名を数多く探すミッションを積極的に仲間と協力して行っていた。次に紙面で気になる写真を選ぶのも楽しそうに取り組んでいた。事件の記事についても、国際的な問題から時事的なものまで自ら意欲的に取り上げていたのには感心した。
今回の成果は、何と言っても生徒一人一人が意欲的にこの授業に臨むことができたことだと思う。それも仲間と協力して新聞記事を探したり、自分の琴線に触れた写真や記事にきちんと向き合って、自分なりの考えを持つことができたのは大きな収穫であった。反省点は、なかなか写真や記事を選択することができない生徒も見受けられたので、新聞記事に触れる機会を今まで以上に増やさなければならないと感じた。今後もあらゆる場面で、NIE活動に取り組んでいきたい。
実践者名:北海道釧路東高等学校 五十嵐 猛