実践指定校実践例 2014年度

裁判を学び、人権を考えよう

札幌市立太平中学校(さっぽろしりつたいへいちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
「人権の尊重と日本国憲法」
新聞記事から裁判に関する基本知識を学び、理解したうえで死刑制度、裁判員制度について考える。
新聞活用学習

「人間の尊重と日本国憲法」

12時間

(1)新聞記事を読み取り、わからない語句を調べ、まとめる。
(2)裁判に関する基本的知識を身につけ、死刑制度、裁判員制度について自分の考えをまとめ、発表する。

・新聞記事を熟読させ、わからない語句を抜き出す。まだ学習していない事柄、専門用語が多いので、抜き出した語句が多くても当然であると助言する。
・裁判に関する網羅的な学習にならないよう留意する。
・自分の考えをまとめて発表する。また、他の人の意見を聞くことで自分の考えをさらに深める。

 専門用語も多く、語句を調べるのに時間がかかったが、調べる過程で生徒同士が「教え合う・学び合う」場面が数多く見られた。難しい新聞記事ではあったが、内容を理解できた時の達成感は大きかったようである。

有名な事件の新聞記事を活用したことで、生徒の関心は非常に高かった。また、死刑制度の発表では意見が賛成・反対とわかれ、これから学習する人権や裁判への関心意欲が高まり、スムーズに学習が進んだ。

実践者名:札幌市立太平中学校 阿部晋也