実践指定校実践例 2014年度

新聞記事と社会科で学習した内容で関係しているものはなんだろう?

箕輪町立箕輪中学校(みのわちょうりつみのわちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
現代の民主政治と社会
国民の積極的な政治参加が議会制民主主義を支えていることに気づかせ、政治に関心を持ち、積極的に関わっていこうとする態度を育てる。
新聞活用学習

民主主義の理念や多数決の原理の学習(1時間)。政党政治や選挙の原則・課題について、実際のできごとと関連させて学習(2時間)。国民の政治参加(1時間)、国会の地位や働き、衆議院の優越等についての学習(2時間)。その後、興味のある新聞記事を選んで考えをまとめ、公民の学習内容について考えたことを発表し合い、さらに追究して個人でまとめる(3時間)。

第7~9時

(1)興味のある新聞記事を個々で選び、その記事に対する考えをまとめる。(2)その記事と学習した公民の内容との関連を調べ、考えを深める。(3)似た内容の記事に興味を持った生徒同士でグループを編成し、話し合う。(4)各グループでタブレットを使用し、「ロイロノート」(学校教育用アプリ)にまとめる。(5)グループごとに、まとめたものを大型テレビを使って発表し、聞く側は感想を記入して「ロイロノート」で送信し、意見交換する。(6)友達の質問や意見を聞き、さらに調べたいことを明確にし、さらに深める。(7)さらに調べ、深めたことをまとめる。

(1)普段から新聞記事に興味が持てるように、4種類程度の新聞を教室に置いておく。

・一つの記事がこんなに深いものなのだなと思った。今度からは大きな記事だけでなく小さい記事にも目を通していきたい。
・新聞は、たくさんの情報を知るため、経済のことを知るための方法だと改めて感じた。
・新聞記事を調べることにより、授業の内容がより深く理解できた。日本の経済なども興味を持てた。

成果
・公民の既習内容と記事を関連づけて調査させたことにより、授業で学んだことと実際の社会で起きていることが関連していることを実感させることができた。
・新聞記事を読み込んでいくことにより、授業で学習した内容からさらに踏み込んだ内容を理解することができた。
課題
・中学校入学段階から新聞記事に触れ、読み方や考え方について学んでいくようにしていくと、さらに調査や発表の内容が深まっていくと思われる。

実践者名:箕輪町立箕輪中学校 池上篤