実践指定校実践例 2013年度
一つの新聞記事から
南あわじ市立阿万小学校(みなみあわじしりつあましょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
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学年 | 小学 4年 |
大事なことを読み取ろう |
児童にも親しみやすい記事を取り上げ、読むことに対する意欲と読解力を養う。 |
内容を読み取るための資料文として、写真の入った記事を選び児童に配布。 |
週に一回10~15分程度の時間を主に国語の授業中に取り、新聞記事に親しむとともに、読解力向上のための指導として一年間継続的に取り組んだ。
第1時 |
1.配布された記事を読む |
・新聞記事は、各自が手助けなしで読めるよう、振り仮名のあるこども新聞を使用。 |
新聞記事は比較的短いので抵抗なく取り組むことができた。どの記事も5W1Hに基づいて書かれているので、順に読んでいけば必要な情報にたどり着くことができる。大きな苦手意識を持っている児童でも、「読める!」という達成感を得られた児童が多かった。記事が配布されるのを楽しみにしている子も多く、写真なども見ながら楽しく取り組めた。
私自身、教科の指導に新聞を活用することが初めてだったのだが、新聞記事は、教科書の長文が苦手な子でも取り組みやすい分量であり扱いやすかった。
読書の嫌いな子どもたちでも、興味を持った内容であれば自分から進んで読んでいることに心を動かされた。
普段の授業であれば同じ文章を全員で読むという形式で、個々の興味に応えてゆくことが難しいが、新聞記事は様々な事柄を取り上げてあるので、一年間取り組む中でどの子にも「面白い!」と思える記事があったようである。おかげで、最初は読むことを嫌がっていた子でも、「今日は新聞ないの?」という言葉が聞かれるようになった。
ワークシートを作るのに準備が必要だが、新聞記事を教材として取り上げることは、「読む」という活動に取り組むためのよいきっかけになると感じた。
実践者名:南あわじ市立阿万小学校 古田 文