実践指定校実践例 2013年度

新聞記事を活用した情報モラルの実践

大和町立吉岡小学校(たいわちょうりつよしおかしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 道徳
学年 小学 5年
新聞記事を活用して情報機器のメリットとデメリットについて考える
新聞記事を活用して携帯電話にはメリットとデメリットがあることを知り,問題点に気付きながらよりよい情報機器の活用について考える
情報機器に関する記事を集め,メリット,デメリットに分けてプリントし,資料として用意する。
新聞活用学習

第1時 携帯電話に関する新聞記事を読み,メリットとデメリットについて考え,携帯電話を使う際のルールを考える。

1時間

1 パワーポイントを使って最新型の携帯端末に関するクイズを行う。
2 本時の課題を知る。
3 携帯電話のメリットやデメリットについて考える。
 ① 携帯電話の機能について知っていることを発表し合う。
 ② 新聞記事を活用し,携帯電話のメリットとデメリットについて読み取る。
 ③ 読み取った内容について話し合う。
4 携帯電話の使用についてのルールを考える。
 ① 話し合いの結果を参考にしながらグループで話し合い,ワークシートにまとめる。
 ② グループで考えたルールを発表する。
5 「スマホ使用18の契約」(河北新報2013/1/19)の記事を使ってこれから情報機器を活用する際の心構えを確認する。

新聞記事については携帯電話のメリット,デメリットが捕らえやすい記事を河北新報データベースから探し,まとめて配布するようにする。記事の内容が読み取れないことも考え,見出しによって内容がとらえやすいものを選ぶようにする。ルールについては読み取ったデメリットを中心にどのようにしたら問題点を減らすことができるかをポイントにして考えさせるようにする。

導入においてパワーポイントを活用したクイズを行ったことで児童の興味関心が高まった。新聞記事の読み取りについては見出しが分かりやすいものを選んだことでメリットとデメリットをしっかりと読み取ることができた。最後のルール作りについては話し合いがうまく進められなかった所もあったが,自分たちの考えをまとめることができた。

今年度,NIEに取り組み,本時の活動だけでなく日常活動として新聞記事の読み取りに取り組ませてきた。それにより少しずつではあるが新聞記事やニュースに対する関心が高まってきたのを感じることができた。今後さらに継続していくことによって読み取った内容から自分の考えをまとめていく力をのばしていくことができると思われる。本時学習に関しては話し合いの進め方など反省点もあげられた。今後はグループでの話し合いの仕方などさらに力をつけることができるようにしていきたい。

実践者名:大和町立吉岡小学校 鈴木 利幸