実践指定校実践例 2013年度

新聞から選んだテーマに関する調べ学習

伯耆町立溝口中学校(ほうきちょうりつみぞくちちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 地理
学年 中学 1年
世界の様々な地域の調査
新聞活用学習

1 班の新聞記事選び、個人テーマ決め(教室)
2 新聞の読み込み、資料集め(図書室)
3 資料集め(PC)
4 資料集め(図書室・PC)
5 まとめ、発表練習(図書室)
6 発表(図書室)

1年地理の発展学習として、1週間の新聞(日本海・山陰中央・朝日・毎日・読売・産経)から班ごとに1つ世界地理にする記事を探し、その記事に関連するテーマを個人で設定し調べ学習を行った。記事は「ソチオリンピック前の厳戒体制」「タイの反政府デモ」「フィリピンの台風被害」「和食の無形文化遺産登録」「ネルソン・マンデラ氏の死去」「中国による防空識別圏の設定」「中国の一人っ子政策の現状」を選んだ。難しい記事もあったが、個人テーマは自由に設定させたため、生徒の意欲は高く、テーマは地理歴史、政治経済、国際社会など多岐にわたっていた。図書館教育とも関連して、まずは情報の信頼性が高い書籍にあたり、次に新鮮度の高いインターネット検索をするようにした。調べた内容は文献ごとに情報カードに記入し、発表原稿にまとめ、ポスターセッション方式で発表した。

新聞記事によっては内容が難しすぎるものがあった。

生徒の反応
・どこの班もわかりやすくまとめて発表していてよかった。
・どんなことが起きているか知っておくことは大切だと思うので、新聞をもっとしっかりと読まないといけないと思った。
・いろいろな国の問題や、その問題についての考えや意見がわかりやすくまとめてあった。班の中でも一人ひとりがそれぞれの考えをもって発表していたのですごいなと思った。

成果:個人テーマは自由に設定させたので、高い意欲で活用することができた。
学校図書館を活用して、十分な資料を集めることができた。
課題:新聞記事を選ぶときに、難しすぎないものをと配慮したが、「中国による防空識別圏の設定」については難しすぎた。2年生で領域の学習をしてからのほうがよかった。

実践者名:伯耆町立溝口中学校 池野麻理子