実践指定校実践例 2013年度
自分の考えをまとめて,討論しよう
福岡市立金山小学校(ふくおかしりつかなやましょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
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学年 | 小学 5年 |
豊かな言葉の使い手になるためには |
話題を決めて,収集した知識や情報を関連づけて,互いの立場や意図,考え-証拠(材料)-理由をはっきりさせながら,計画的に話し合うことができる。 |
4つの新聞社の記事から自分が伝えたい事柄について「新聞記事のどこに(大見出し,小見出し,内容の文章,言葉の使い方,写真などの構成の工夫」)その効果的な書き方や表現の仕方があるか」を新聞を使って考えさせ討論する。 |
単元計画(全14時間)
【第一次】(1)学習課題をたてる。(2)書き方や表現の仕方で良いところを見つける。(3)グループで書き方や表現の仕方で良いところを見つける。
【第二次】(4)討論の仕方を学ぶ。(5)グループでの討論会を行う。
【第三次】(6)自分の主題を決める。(7)(8)(9)インターネットや写真,インタビュー,本などで調べる。
【第四次】(10)新聞に書きまとめる。(11)新聞をもとに発表し討論する。(12)討論したことで自分の新聞を修正する。(13)(14)全体発表。
14分の5 |
【1】学習のめあてを確認する。 |
◎討論する際に気をつけること |
・前時までに,4つの新聞社の記事から自分が伝えたいことについて,「新聞の記事のどこに,その効果的な書き方や表現の仕方があるか」を考えさせプリントにまとめることができていた。
・新聞をもとに自分の考えが発表できたので,具体的に自分の考えがまとまり,意欲を持ち発表する姿が多くみられた。
(成果)
・新聞を活用し,多くの事柄にふれる機会が多くなり,子どもたちの学習の幅が広がった。
・道徳などで新聞の記事より自分の考えを持つことで,タイムリーな事象や世界情勢など子どもたちが知ることができた。・新聞が毎日届くため,常に新聞を使ったスクラップ(今日のニュースはこれだ)などの取り組みが行えた。
(課題)
・新聞を活用する授業の教育計画の位置づけをもっと考えていきたい。
・数社の新聞が配布されている場合と1社だけの新聞が配布される場合では,子どもたちの取り組みに変化がみられた。配布する新聞の数も,1年間を通じての配布が望ましいと感じる。
実践者名:福岡市立金山小学校 渡邊正信