実践指定校実践例 2013年度

新聞記事を使った音読と書き写しの実践

新城市立千郷中学校(しんしろしりつちさとちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語 、書写
学年
記事の内容を理解するとともに、音読や書き写しができるようにする。
身近な野草についての記事を扱うことで、特別支援学級の生徒に興味をもって内容を理解させ、音読や書き写しに取り組ませる。
特別支援学級の生徒個々の力に応じて、担任が記事を簡略化して生徒に提示した。
新聞活用学習

主に、週の初めの国語の時間で実践。

週1~2時間

(1)中日新聞サンデー版の「里山を歩く(福島誠一著)」をもとに、担任が特別支援学級の生徒の力に応じて記事を簡略化し、原稿用紙に書き直す。それを生徒に示す。
(2)生徒は、その簡略化した記事を声に出して読む。
(3)担任は、記事で取り上げられている野草の実物を示し、関心を高めさせるとともに、記事の内容を理解させる。
(4)生徒は、原稿用紙にその記事を書き写す。
(5)書き写した原稿用紙や元の新聞記事を掲示し、成果として残す。

・実物の野草を示すことができるように、新聞の掲載順にはこだわらずに記事を選ぶ。

・その時期の野草に触れながら、その記事を読んだり書いたりすることで、意欲的に取り組むことができた。
・普段、目にしていても気に留めなかった野草について、関心をもつことができた。
・書き写しに続いて、同じ中日新聞サンデー版の「間違い探し」や「数独」にも興味を示し、週の初めの授業での新聞を楽しみにするようになった。

・毎週とまではいかなかったが、多くの実践をすることができた。
・新聞記事をそのまま提示するのではなく、生徒の力に応じて、簡略化し、大きな字で書き直して提示した。
・このため、生徒は関心をもって、力に応じた取り組みをすることができた。
・新聞への関心も出てきているので、生徒が記事を選んだり、原文のまま扱ったりすることにも取り組みたい。

実践者名:新城市立千郷中学校 神谷勝則