実践指定校実践例 2013年度

読書と情報 ~技を伝える~

高森町立高森中学校(たかもりちょうりつたかもりちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語
学年 中学 2年
読書と情報 ~技を伝える~
多様な方法で集めた情報を比べ、自分の考えをまとめる。
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

「メディアと上手に付き合うために」1時間、「気になる『あの人』を探ろう ~メディアの特性を生かして調べる~」6時間、「旅する絵描き ―パリからの手紙」1時間、「五重塔はなぜ倒れないか」1時間  合計9時間

1~9時

1、「メディアと上手に付き合うために」を読み、それぞれのメディアに着いての特徴をまとめる。
2、それぞれのメディアの特徴から、どのようなことに気をつけて、メディアと付き合っていけばよいかを考える。
3、グループで話し合い、調べる人物を決める。
4、調べる人物についての情報を新聞、インターネット、本、雑誌などを活用して調べる。
5、収集した情報を内容ごとに整理し、なにを伝えるのかを話し合う。
6、新聞の構成、割付を考え、分担を決める。
7、記事を書き、推敲し合って新聞にまとめる。
8、お互いの新聞を読み、評価し合う。
9、「旅する絵描き」「五重の塔はなぜ倒れないか」を読み、情報や感想を伝え合う。

・メディアの発達によって、多様な方法で、情報を収集することが可能になっている。しかし、それらのメディアには、速度や信頼性など種々の違いがある。そうしたメディアの特徴などを確認しつつ、課題に沿って情報を収集し活用できるように指導したい。
・多様な方法で情報を集め、それぞれの違いや共通点を整理し、その理由などを考えて、自分なりの考えをまとめさせたい。

 今回、インターネットの情報を見ていると、改めて複数の同じ情報や、違う情報があるということに気づいた。そのため情報を得る際に、目的にそって情報をしぼる事、インターネットの情報だけでなく本や雑誌・新聞特集などで情報を確かめることを学んだ。

 生徒たちは、これまで、情報を収集する際、手軽に手に入るインターネットを好んで利用し、手に入れた情報は正しいものであると信じがちであった。しかし、今回の学習を通して、多くの生徒が、それぞれのメディアの特徴を理解し、メディアとの付き合い方について自分の考えをもつことができた。
 しかしながら、情報を真偽を見極める力はまだまだ不足しているように感じる。世の中にあふれる情報と適切に付き合いながら、社会にある課題に対する自分の考えをもち、行動する力をさらに高めていきたい。

実践者名:高森町立高森中学校 御秡如ちなみ