実践指定校実践例 2013年度

新聞を生かし、思考力・表現力を育てる指導の実践

北九州市立吉田小学校(きたきゅうしゅうしりつよしだしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 社会 、総合学習 、特別活動 、その他(日常活動)
学年 小学 5年
新聞とわたしたちの暮らし
新聞機能学習

 まず、教科書から、各新聞社の新聞に関する伝え方について読み取る。さらに、読み取ったことをもとに、新聞社の伝え方の違いについて話し合う。次に、同じ日付の同じ出来事に関する記事を切り抜き、スクラップしたものを比較し、教科書に載っている記事と同じ違いがあるのか確かめる。その後、今日の新聞記事の一面とインターネットのトップニュースを比べる。情報を選択することの重要性について考えを深めることができるようにする。

1時

1 身の回りの商品の宣伝の仕方の違いを取り上げることで、情報の伝え方には違いがあることに気付くことができるようにする。

2 地震が起こった時の事実の伝え方の違いを新聞各社の記事を読み、それぞれの記事で伝えていることについてまとめる。

3 新聞各社では、情報の伝え方には違いがあることに気付くことができるようにする。

4 事前に同じ日付の同じ事実を書いた記事をスクラップしたものを使って、本時で気付いたことが実際に当てはまるのかを確かめることで、理解を深めることができるようにする。

5 インターネットのトップ記事と今日の新聞の一面を比べることで、メディアによって、情報の伝え方には違いがあることに気付くことができるようにする。 

6 情報を選択することの大切さについて考えを深めることができるようにする。

・事前に同じ日付の同じ内容の記事をスクラップすることで、教科書の記事から気付いたことが実際に当てはまることを体験的に理解することで、理解を深めることができるようにする。
・メディアの比較をすることで、情報の伝え方には多様性があることをより、意識させる。それにより、情報の取捨選択の仕方についての考えを深めることができるようにする。

・自分たちがスクラップした記事を比較することで、政治家に対する見方の違いがあることに気付いた。
・インターネットと新聞の情報では、大きな違いがあることに気付くことで、インターネットの利用の仕方についても考えることができていた。

・メディアの比較をすることで、より広い意味でのメディアリテラシーを考えるきっかけとすることができた。
・日常的に新聞を比較する機会をこれからももつ必要がある。そうすることで、本時の学びが生かされるであろうと考える。

実践者名:北九州市立吉田小学校 高橋あゆみ