実践指定校実践例 2013年度
消費税増税と私たちの生活
山鹿市立鹿本中学校(やまがしりつかもとちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 公民 |
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学年 | 中学 3年 |
国民生活と福祉 |
税について興味・関心を高め、消費税増税について多面的・多角的に考察し、考えたことをわかりやすく説明することができるようにする。 |
新聞記事をもとに税金が身近なものとして捉えさせ、多角的な視点、多面的にとらえる力を身につけるために新聞記事の比較読みを行った。 |
国民生活と福祉(1)政府の経済活動と租税(2)政府の役割(3)社会保障のしくみ(4)少子高齢化と財政(5)公害の防止と環境の保全(6)世界の中の日本経済(7)消費税増税と私たちの生活
7時 |
(1)本時の課題を確認する「消費税増税は、必要なのだろうか」。 |
●新聞記事を読み、増税について賛成・反対なのか根拠を示しながら説明し、友だちの考えと自分の考えを比較するように伝える。 |
(生徒の感想)
●新聞社による記事、タイトル、内容が違っていることで生徒たちの関心が高くなり、意欲的に活動する生徒たちが多く見られた。
●新聞社によって、記事の書き方が少しずつ違っておもしろかった。物事をいろんな見方で考えることが大事だと思った。
●消費税増税は、嫌だったが新聞を読んで理由を詳しく知ったり、友だちの意見を聞くと仕方がないと感じた。
(成果)
●記事を集める作業を通じて、役立つ情報を自分なりに見抜く力、どうすれば相手にわかりやすく伝えられるかなどメディアリテラシーを身につけるのに効果的である。
●社会科での新聞活用は、世の中の出来事に関心をもつことができ、大変よい教材だと感じた。生徒たちの学ぶ意欲を高めるためにも有意義である。
●新聞記事を活用したことで、根拠をもとに自分の考えを友だちに説明したり、友だちの意見を聞いて、自分の考えをより詳しくまとめようとする姿がみられた。
(課題)
●生徒の興味関心のある記事が掲載された日の新聞を用意することが難しい。事前の準備と計画的な実施が必要である。
●自分の考えをまとめる前に安易に友だちに聞きに行く生徒がいた。まず、自分で考えさせるための手だてが必要である。
実践者名:山鹿市立鹿本中学校 寺嶋哲也