実践指定校実践例 2013年度

見出しをつけよう

広島市立中筋小学校(ひろしましりつなかすじしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 小学 6年
見出しをつけよう
新聞記事を読んで、見出しをつけることを通して要約力を養うとともに表現力を育てる。
内容の把握を確実にさせるために5W1Hの読み取りを繰り返した。児童が読みやすい記事、旬の記事を選んだ。
新聞活用学習

1時間目 新聞の工夫を見つける
2時間目 見出しの二つの役割を知ろう
3時間目 読み手を引きつける見出しをつけよう

1 記事を読んで、リードから5W1Hを調べる。
2 記事に対する自分の意見や感想をもつ。
3 読者を引きつけるような見出しを考える。
4 友達が考えた見出しの工夫している点について話し合う。

・取り扱った記事は、「楽天イーグルスの日本一」の記事である。この記事が単なる日本シリーズの優勝を扱った記事でなく、この優勝が被災地の励みになったことをしっかり読み取らせた。
・この記事に対しての自分の考えをもたせ、見出しのヒントとなる言葉を全体で交流する。

 記事が児童になじみのあるものだったので、感想や意見も考えやすかったようである。
 「見出しをつける」という目的がはっきりしていたので、意欲的に学習できた。

成果
・毎日新聞に触れることで、社会の出来事について興味をもちはじめ、それが教科の学習とも、つながって考えを深めることができた。
・5W1Hを調べる活動が読解力につながった。
課題
・本学年では、9月から実際の新聞を使って5W1Hを調べる取り組みを繰り返し行ってきた。その為、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」までは比較的容易にみつけることができるが「なぜ」「どのように」はいろいろな考え方があり、児童も混乱していた。
・新聞記事を授業で扱う場合、児童の実態や読解力からみると適切なものを選ぶのはかなり難しいと感じた。

実践者名:広島市立中筋小学校 石井奈美