実践指定校実践例 2013年度

新聞記事を使った要約と再編集の実践

尾道市立栗原中学校（おのみちしりつくりはらちゅうがっこう）

教科、科目、領域

 中学校： 国語
学年 中学 3年
編集して伝えよう
新聞記事の要約と，テーマをもとにした再編成の能力を身につける。
複数の新聞を使って効果的に編集する。
新聞活用学習

１時間目　効果的な記事の選び方・形式・表現方法について学ぶ。
２時間目　テーマを決め，新聞記事を選ぶ。
３・４時間目　読み手を意識して再編成する。

３・４時

（１）テーマに基づいて選んだ記事を再編成するために，次のポイントを確認する。
Ａテーマに合った見出しを一番目立つように配置する。
Ｂ文字の大きさや挿絵，写真の位置などレイアウトを工夫して魅力ある紙面にする。
Ｃ引用した新聞記事には新聞名・月日を必ず明記する。
（２）各自作業をする。
・一度レイアウトを大まかに決めて推敲させる。
・余分な表現は省いて簡潔にさせる。
・小見出しを工夫させる。
（３）本時のふりかえりをする。

熱意を持って取り組めるよう，自分が一番興味がある事柄をテーマにさせる。このような活動が苦手な生徒については，部活動に関連するテーマ（サッカー部の生徒は「サンフレッチェ広島について」など）にさせ，少しでも取り組めるようにした。

小学校でＮＩＥを実践していた生徒が多く，新聞記事を読んだり，選んでまとめ直したりする作業に対してあまり抵抗はなかったようである。特に女子生徒については，レイアウトや色合いにこだわって作成する生徒が多く，良い作品がたくさんできた。

日常的に新聞に触れ，要約する活動をしていないと難しい実践であると感じた。本校のＮＩＥ実践はまだ取り組みとしては弱く，全学年が毎日のように新聞に触れ，親しむ雰囲気を作っていかなければならない。

実践者名：尾道市立栗原中学校 関根　紗絵