実践指定校実践例 2013年度

家庭基礎(保育分野)における新聞活用の挑戦!

南山高等・中学校女子部(なんざんこうとう・ちゅうがっこうじょしぶ)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 家庭
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年
多様化する女性の生き方に関わる問題
新聞を活用することによる「読む力」「語彙力」「自分の意見・主張を文章にまとめる力」の充実
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

(1)新聞記事の活用について……2時間
(2)新聞スクラップノート作り……家庭学習において夏休み終了時まで
(3)NIEコーディネーターによる「切り抜き作品のつくり方」講座……1時間
(4)テーマを決定し更に記事を収集……家庭学習において冬休みまで
(5)新聞切り抜きコンクール作品制作……3時間

高1・4月の授業より3学期始業式まで

(1)新聞記事の活用について
家庭科を学ぶ意義には「今の生活を知る」「生活の中で課題を発見する」「学習を通して知識・技術を身につける」「未来へ向かって自分らしく生きる展望を拓く」等が挙げられる事を理解した上で、新聞を読むことを啓発し「今」起きている事に目を向け、今後の女性としての自分の生き方を考えていこうと提案する。
(2)新聞スクラップノート作り
女性と子どもに関する記事を読みコメントを書く作業を続ける。テーマは最初から決めないが記事を集めるにつれ興味関心を持つものが限定されてくる事を感じる。
(3)NIEコーディネーターによる講座
読み手を惹きつける見出しの作り方のコツを教えていただき、一番「伝えたい!」気持ちを表す事の出来る見出し作りを意識する。
(4)テーマを決定し更なる記事の収集
中日・朝日・読売・毎日・日経・産経の6紙を学年フロアに置き同じ記事の読み比べ等に活用する。
昨年の作品を掲示し、配色や構成の参考に出来るようにする。
(5)新聞切抜きコンクール作品制作
授業では3時間を使用したが、完成は冬休みを利用した家庭学習の課題とする。

(1)スクラップノートの点検
(2)テーマ・見出し・小見出しの内容及び工夫の点検
(3)自分の作品から読み手に何が伝えたいのかを解説させる
(4)TV・ネットと新聞の相違点の考察
(5)切抜き作品を制作するのみではなく、その後の感想及び新聞切抜きを再チャレンジするとしたら、どのようなテーマでどのような工夫をするかの考察

実践者名:南山高等・中学校女子部 稲見久子