実践指定校実践例 2013年度

新聞記事を使った「取材メモ」の実施

西条市立西条東中学校(さいじょうしりつさいじょうひがしちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
記事の内容を聞いてメモを取り、メモから内容を再構成していく
新聞を活用した教育活動を通して、言語活動の充実を図る。また、広く社会に目を向ける契機とする。
新聞活用学習

3年生、社会科の授業での取組
1年間を通して、授業の最初の5~10分程度の時間で実施

通年、5~10分

・授業のはじめに、生徒が持参した新聞記事をみんなの前で読んでもらう。他の生徒は、5W1Hを落とさぬよう、聞き取ったことの要点をノートにメモしていく。記事を読むのは輪番制とする。
・時間がとれるときには、メモから記事の内容を再構成して書く。
・できるだけ毎時間行うとともに、短時間で終わらせるため、見出しとリードの部分を主に読ませる。

・新聞を用意できない生徒には、学校の分などで補った。

・最初は速く書けなかったが、今は書けるようになった。
・多くの情報を知り、興味がわいた。
・書きながら、話を聞くことができるようになった。
・今の世の中の出来事に興味がわき、新聞を読むようになった。
・毎回続けていると自分の力になっているのを実感する。

最初はむずかしくとも、積み重ねていくことで、要領をつかむことができるようになり、「聞く力」「読む力」「書く力」を向上させることができたのではないかと考えている。社会科の授業内容と関係が深い、タイムリーな記事に出会うことができ、広く社会に目を向ける機会にもすることができた。新聞を購読していない家庭が増え、教材を用意できない生徒が増えているので、その対応を考えておかなければならない。

実践者名:西条市立西条東中学校 秋山 税