実践指定校実践例 2013年度
生徒の文章・読解力向上を目指した学習アプローチ
広島国際学院高等学校(ひろしまこくさいがくいんこうとうがっこう) |
教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): 総合学習 、キャリア教育・進路指導 |
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学年 | 高校(高等専門学校を含む) 1年 |
「産業社会と人間」における進路学習・体験活動~NIE学習との関連性をめざして~ |
「産業社会と人間」における進路学習・体験活動で得た知識を文章や発表という形でアウトプットさせる。その題材として、新聞を活用し、読解力や文章力を身につけさせる。 |
新聞記事の「感想」・「要約」活動を行い、読解力や文章力を育成する。また新聞学習で得た知識を直接反映させるため「産業社会と人間」における学習活動にリンクさせる。 |
〇新聞記事の「要約・感想」記入活動(週末課題、1~3学期)
〇「気になる新聞記事意見発表会」の開催(「産業社会と人間」、6時間)
〇「進路目標発表会」(「産業社会と人間」、14時間)
第0時 |
〇新聞記事の「要約・感想」記入活動 |
〇新聞記事の要約・感想記入活動は、生徒の達成状況を見ながら、徐々に作成字数を増やしていった。 |
過去2年間と比べ、文章を書く量、さらには物事を考える機会が深まった。また、NIE学習で得た知識をそのまま、体験学習におけるワークシート記入に役立てるよう工夫を凝らしたことにより、作成することへの生徒の負荷が減るに至った(つまり、苦にする生徒が減った)。フィードバックを取り入れることにより、自らの改善点を考え、より洗練された文章を書くことができるようになった。
・文章を書くことへの負荷が減ったものの、依然として語彙力の欠如のため、内容的に薄い文章が目立つ生徒がいた(現段階で知っている最大限の語彙力を使って書いているものの…)。
・フィードバックをさせる方法は、今年度については「教師主体」による指導が中心であった。同じ立場である生徒同士でのフィードバックを多く取り入れることにより、自らの良し悪しをさらに気づくことが可能になると思われる。
実践者名:広島国際学院高等学校 為重慎一