実践指定校実践例 2013年度
読解力・表現力の向上をめざして
益子町立七井中学校(ましこちょうりつなないちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 国語 、道徳 、総合学習 、特別活動 |
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学年 | 中学 1年 、2年 、3年 |
社会への関心をもち、文章や資料を読み取り、自分の考えを表現できるようにする。 |
社会への関心を高め、書かれた文章や資料を理解し、自ら考え、進んで表現できる力を身に付けさせる。 |
(1) 学習を支える取組
ア NIEコーナー(新聞閲覧)の設置
イ NIEの日
ウ NIE掲示板の設置
(2) 新聞を活用した実践
ア 生徒会活動
イ 総合的な学習の時間
ウ 道徳
エ 学級活動
オ 各教科
・国語
・社会
0時 |
(1) 学習を支える取組 |
(1)課題解明のために、全教育活動とNIE活動との関連を図りながら、研究を推進する。 |
5月と2月に、生徒の意識調査を実施した。これまでのNIEの日・新聞を使った授業について、「勉強に役だった」、「おもしろかった」、「社会への関心が高まった」など、肯定的な意見が増え、否定的な意見が減った。授業後の感想でも「自分の意見をしっかりもって、話し合いができた」、「今、話題になっていることをみんなと考えることができ、よかった」、「情報をもっと知りたいと思った」などの記述が得られた。
<成果>①新聞に親しみ、社会に興味・関心をもって新聞を読むようになった。また、生徒の語彙量が増すとともに、長文記事も読み取ることができるようになった。②文章を書くことに抵抗を感じていた生徒が減り、自分の考えを進んで表現することができるようになってきた。一人一人の文章力も向上していた。③学習をまとめる方法として、新聞作りを取り入れた結果、自分の伝えたい内容を相手により分かりやすく伝えようとする意識が強まり、表現力が高まってきた。
<課題>①記事探しに膨大な時間が費やされる。できるだけタイムリーなものを探そうとすればするほど、教師の負担は大きい。②新聞記事から情報を得て、思考し、表現する活動に重点を置いていたが、表現が「書く」活動から、「話す」活動へとつなげていきたい。
実践者名:益子町立七井中学校 石塚正美