実践指定校実践例 2013年度
新聞記事をつかったプレゼンテーション
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長野県松川高等学校(ながのけんまつかわこうとうがっこう) |
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教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): 情報 |
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学年 | 高校(高等専門学校を含む) 1年 |
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情報社会における問題の理解および解決と情報発信 |
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スマートフォンに関するプレゼンテーションを通して、情報社会の一員として必要な知識・技能および態度を育てることができる。 |
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提示資料を新聞記事に限定し、文字中心の情報を正しく理解し、読み込む力が付くと考えられる。 |
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【1時限】プレゼンテーションの概要を学ぶ。
【2-5時限】プレゼンテーションの企画および作成
【6時限】自ら発表をおこなうことや、仲間の発表を聞いて、さらに改善をする
【7・8時限】改善点を改善し、よりよいプレゼンテーションを作成する
【9時限】自ら発表をおこなうことや、仲間の発表を聞いて、さらに改善する。
【10時限】スマートフォンの光と影について理解を深める。
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10時限 |
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【導入】 |
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発表者は新聞記事の内容を正しく読み取り、聞き手にわかりやすいプレゼンテーションにできるように指導し、また聞き手の生徒はそれにふさわしい態度で臨めるよう工夫する。また発表後の教員評価は生徒の評価に影響が出ない程度の内容にとどめておき、できるだけ生徒自身が考えられるように注意する。発表を通して、情報社会の問題点を自分の生活とつなげて考えられるように教材を工夫する。 |
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生徒は記事を読み深める中で、ネット依存の問題が社会問題や学力低下につながっていることを学んだ。また発表者は話し方やパワーポイントのレイアウトを工夫すれば聞いてもらえると考え、視聴者を意識したプレゼン作成の大切さを学んでいた。多くの生徒はネット依存やスマホの問題を自身の身近な課題として捉えることが出来ており、ネット上のルールやマナーを遵守する姿勢が必要だと感じていた。
情報社会の中、情報モラルの構築は未来を生きる高校生にとっては欠かしてはならない素質だと考える。新聞記事を読み込むことで、ネット依存という一つの事象が広く国民生活に影響を与えていることを学び、ネット《主にスマホ》との良い関係を築くことの大切さを学び取れていた。プレゼンによって、他者の意見を聞くことや、自分の意見が肯定される喜びを得ることもできた。今後もこうした活動は継続が望ましいし、スピーチ・パワーポイントの使用についても更なる工夫をしていくことが次年度以降への課題点であると考える。
実践者名:長野県松川高等学校 棚田 美穂