実践指定校実践例 2013年度

新聞記事を使った要約と一分間スピーチの実践

三郷市立北中学校(みさとしりつきたちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語 、地理 、歴史 、公民 、道徳 、総合学習 、特別活動
学年 中学 1年 、2年 、3年
社会的事象に対する関心を高め、自己の意見を述べられるようにする。
言語活動の充実を図るため、ニュースに関する自己の意見をまとめ、発表し、互いの考えを知る場面を設ける。
複数の新聞を用意し記事の比較をさせる。
新聞活用学習 新聞機能学習

社会科の授業の最初に、「新聞記事一分間スピーチ」を行う。

(1)新聞記事の中から自分の気になったニュースを選び、内容をまとめる。
●どんな内容か
 新聞記事からどんなニュースなのか、聞いている生徒に伝わるようにまとめる。
●そのニュースに対する自分の考えをまとめる。

(2)まとめた内容を発表する。
●記事に関する内容と、それに対する自己の意見を、聞いている人に理解してもらえるように発音等に気を付けながら発表する。

家庭で新聞を購読している生徒が少ないので、学校で複数用意し自由に新聞記事に触れられるように配慮した。
また、難しい漢字や文章が出てくるので、辞書等で調べさせるようにした。

普段から新聞に触れる機会が少ないので、NIEコーナーに設置された新聞記事に多くの生徒が集まり、新聞を手にする姿が見られた。スピーチも初めは思うように伝えることができずに苦労していたが、様々なジャンルの記事に関しての考えを発表できるようになり、ニュースへの関心も高まってきた。

成果としては、社会的事象に関する興味関心が高まってきたこと、自分の考えを根拠に基づいて発表できる生徒が増えてきたことがあげられる。課題としては、相手に伝わる話し方や意見の交換を活発に行えるようにしたい。次年度はディベートを授業に取り入れ、言語活動の充実を図りたい。

実践者名:三郷市立北中学校 加藤雄大